2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

質問を受けました 7

ここでもう一度嫌悪刺激の学習の仕組みに戻ります。Aという教師の生徒指導の厳しさ、Aから体罰を受けると、BはAに恐怖の条件刺激を学習します。Bは教師Aを見たり意識すると辛くなります。このときBが恐怖の条件刺激として学習する物は教師Aですが、…

質問を受けました 6

ここでもう一度条件反射の仕組みに戻ります。この例のように、元来無関刺激だったAを、辛さを生じる条件刺激Aとして学習することを、嫌悪刺激の学習と言います。この嫌悪刺激の学習という言葉を使うと、2.の形の不登校は、学校内でAという恐怖の学習をし…

質問を受けました 5

2.の形の不登校をもっと簡単に言うと、Aという友達にBがいじめられて、とてもつらい思いをしたと簡略化します。この時、AはBにとって無関係刺激だったのですが、いじめという辛さを生じる無条件刺激を受けたことで、BはAを見ると、意識するといじめ…

質問をされました 4

2.の子どもの不登校はそれほど多くありません。不登校の子供の多くは3.の形の不登校です。2.の形の不登校は普通の大人なら理解できますが、3.の形に不登校を理解できる人は、現在の所皆無です。3.の形の不登校を普通の人は知らないからです。今回…

子どもが身につけてしまった「学校に行かなくてはならない」という思い

日本の子どもの場合、学校に行くべきと言う記憶をとても強く残っています。この記憶を消すには、時間を要します。其れは一度記憶した知識を忘れるのに時間がかかるのと同じです。 子どもは大人より学習からの記憶能力が高いから、「学校に行くべき」 という…

このような質問を受けました。 3

前回、不登校の子供をその心から分類しました。身体的な問題から学校に行けない子どもは分類に入っていません。また欧米で言われている、子どものなまけから学校に行かない子どもについて、子どもの心の構造から言ってその様なことはありません。子どもが怠…

このような質問を受けました。 2

>不登校の子供に適度に登校刺激を与えた結果、学校に行けるようになってその後も登校し続け、大人になってもちゃんと社会に出て働き続けている人もいます。不登校の子供をその心から分類すると1.持って生まれた性格から学校という子ども社会、集団生活に…

洗い立てタオル

息子は自分の部屋に入る前に、その度に、必ず手を洗います。其れも洗剤をつけて30分以上洗います。手を洗った後、洗濯し立てのタオルで手を拭きます。一度使ったタオルはそれ以後洗濯するまで使いません。一日に十数回手洗いをしますから、そのために母親…

お菓子だな 2

<質問> お菓子を好きなようにとらせて食べさせるのは問題だと言われたことがあります。お菓子を食べることでご飯をしっかりと食べなくなるからということです。今のお菓子箱を急に変えるのは良くないと言われました。今後はお菓子箱のお菓子を減らして、何…

お菓子棚

<質問> 子どもが幼いときから、我が家では子どもが簡単に取れるところに、お菓子棚を作っておきました。いつも私はその棚をチェックして、子どもが好きそうなお菓子をストックしていました。私のためのお菓子で有り、子どもの好きそうなお菓子です。午前午…

ピアノが得意

不登校の子供を持つ親からの質問と回答です。 >ピアノ教室を辞めた方がいいのは、そこに通ってくる子ども達から登校刺激を受けてしまうからですよね。その可能性があるなら絶対にピアノ教室を止められた方が良いです。 >ピアノは娘が唯一、自信を持って取…

記憶の中の学校

11歳の不登校の息子です。不登校になって3年経っています。最近登校刺激に気づき、息子の周囲から学校に関するものを全て取り除くことをしています。ところが先程、「誰が僕の担任になったのかなあ?」と聞いてきました。 私が「あんたは学校に行かないのだ…

子どもが突然

小学2年から4年以上不登校引きこもりだった息子です。買いたい物があるあるからと突然言い出して、自動車でモールに出かけました。以前着ていた服は小さくなり、外出用の衣類は無かったのですが、今まで着ていた衣類にサンダル履きで出かけました。 息子も…

子どもが父親の元へ 2

前回のMSGを読んだ不登校の子供を持っていて、同じような経験をしていた母親からの質問です。 >子どもが母親の私に元めっれない物とはなんでしょうか?前回のMSGのようにお子さんは、お母様に無い何かをご主人に求めて居るのです。ただし具体的なある…

子どもへの登校刺激 1

小学3年生から不登校の息子です。学校とのあらゆる関係を絶ち、子どもの部屋からも学校に関する物を全て取り除きました。其れにより息子は落ち着いてきましたが、それでも息子が荒れるときがありました。 夫は子煩悩で、息子に何かと関係しようとします。其…

子どもが父親に近づく

この話は不登校、引きこもりなどで心が辛い子どもについての話しです。一般的な子どもについての話しではありません。 不登校などの心が辛い子どもにとって父親は必ずしも直接的に必要な存在でありません。其れと異なり、母親が絶対的に必要な存在なのです。…

息子は自己否定ばかり

不登校引きこもりの子どもの落ち込んでいる姿を見ても、母親が変化をしないで、いつもの母親である場合、子どもは母親が自分を無視していると感じます。母親に対して荒れたり問題行動をします。 子どもが落ち込んでいる姿を見て、子どもが訴えている間母親が…

息子は自己否定ばかり 2

不登校引きこもりの子どもを見て、母親が落ち込んでいる姿とその子どもが共感している母親の姿となぜ理解しないのかの問題を考えて見ました。 不登校引きこもりの子どもの落ち込んでいる姿を見て母親が辛くなる場合、辛くなった母親は子どもを見たときでも、…

子どもの荒れについて

ある母親からの質問です。 不登校、引き籠もりの子共が荒れている時、その荒れを止めないで、荒れさせた方が良いですと指導を受けました。子どもへの共感とスキンシップをしなくてよいというわけではないんですよね?荒れていることを止めてはいけない、なぜ…

息子は自己否定ばかり 1

不登校引きこもりの息子を持つ母親からの相談です。 息子は既に自己否定ばかりです。その息子を見て母親の私も落ち込んでいます。私は一生懸命息子を育ててきていましたが、その子育てが息子を自己否定するように育ててしまったという意味でしょう。私は罪悪…

子どもが危険なことをしそうなとき 5

不登校の子供が危険なことをしそうな時を、一般の親や人が、そして所謂専門家があらかじめ知ることは不可能だと思います。なぜなら不動講の子供が学校に行っている限り、学校に行かそうとする限り、学校に行くのを黙認する限り、不登校の子供は危険なことを…

子どもが危険なことをしそうなとき 4

子どもが突然自殺をしてしまう場合があります。この場合子どもは自殺をするサインを出していたのですが、親が、周囲の大人が気づかなかった場合です。親が、周囲の大人がこのサインに気づかないことは、これらの人にとってサインを出していなかったと理解され…

子どもが危険なことをしそうなとき 3

ある母親からの質問への回答の続きです。 親が気づけない、不登校引きこもりの子どもの危険として、自傷行為、自殺があります。これらの行動は、子どもが死にたいほど辛いという意味で、事象をしたい、死にたいという意味ではありません。今の医療では、常識…

子どもが危険なことをしそうなとき 2

ある母親からの質問への回答の続きです。 親をテストするとき、心が辛い子どもは危険なことをする事があります。その場合危険なことをするときに、子どもの心に沿って止めれば良いので有り、危険なことをするといけないからと思って止めるのなら、逆効果で、…

子どもが危険なことをしそうなとき 1

ある母親からの質問です。 不登校引きこもりの子どもに先回りの対応は好ましくないと教えていただきました。しかし何もしない待っていると、子どもの方で危険なことをしてしまったらと不安です。もし事が起きた時に「気がついていたなら、なぜあらかじめ注意…

クスリを飲むか飲まないか 3

大人は向精神薬を飲んで病気が治る、精神症状を出さないように出来ると考える傾向があります。大人になって向精神薬を飲み出した人は、向精神薬を飲むことで自己否定になって、症状を出し続けますし、薬で症状が軽減した場合でも薬で完全に治ると考えて、ク…