大人の引きこもりの分類 3

ニート(N)の分類

N1)本来なら完全な引きこもりを求めているのに、親から社会に押し出されている大人。その大人が持っている知識(引きこもっていてはいけない、家の外に出なくてはならない)から、無理をして家の外に出ている大人。この社会に押し出す力が無くなると、H1)、H2)の状態になる。家の中でも家の外でも、荒れたり問題行動をします。場合によっては事件になることもあります。自分の知識から自分を社会に押し出している場合、心の病の症状を出すようになりますし、自殺の原因になる場合もあります。

N2)自分が欲しい物を得る(情動の接近系)ために、その時だけ外に出られるが、それ以外の時は家の中に引きこもる。所謂おたくの一部(所謂おたくにはニートばかりで無く、フリーターや既に社会的自立をしている人もいる)はこの姿です。所謂おたくの様に何かに没頭できることは心のエネルギーを増加させますが、子供が何かに没頭することと異なって大人では所謂おたくの範囲に止まっていて、それ以上の発展性が見られないことが多い(この点が子供の引きこもりと異なる)。N3)の段階になかなかなれない。周囲からの援助があるとF2)になる。F3)になるには心のエネルギーが不足している。心のエネルギーはH3)よりやや多い程度。
欲しい物がお金の場合、F2)になる。

N3)引きこもっていないで、自由に家から出歩いている大人。経済的に自立していないけれど、これからどの様にして社会と関わるかを探している。自分探しをしていると表現されます。周囲からの援助があると、自分に合わないアルバイトを拒否して、自分に合いそうなアルバイトがあると、挑戦する(F4)の段階になる)ようになる。