大人の引きこもりの分類 4

$フリーター(F)の分類

F1)本来なら完全な引きこもりを求めているのに、親から家族から社会に押し出されてお金を稼ぐことを要求されている大人。叉は、その大人自身の知識(引きこもっていてはいけない、家の外に出なくてはならない、生活のためにお金を稼がなくてはならない)から、無理をして家の外に出てお金を稼いでいる大人。そのためにアルバイトをしている。多くの場合アルバイトを長く続けられない。つまり回避行動をとる。その結果H1)、H2)になる。

F2)引きこもっていないで、経済的に自立していないので、生活に、楽しみに必要なお金を稼ぐために仕方なくアルバイトをしている。一応アルバイトは出来てお金を得ているが、現状維持で発展性がない(この点が子供の引きこもりと異なる)。それ以上の目的を持ってアルバイトをしていない。それ故にアルバイト先にその大人にとって嫌悪刺激が生じると、アルバイトを止めてしまう。N2)に戻ることが多い。N3)に戻るなら、叉次のアルバイトを探す傾向がある。

F3)社会的な自立の第一歩として、最初から就職をするので無くて、自分から求めてアルバイトの仕事を始めている大人。アルバイトをしながら次の自分に合った仕事を探している。自分に合った仕事が見つかったら、アルバイトを止めて就職し、社会的自立をする。周囲からの援助があると自分に合った仕事を見つけやすい。自分に合わない仕事を拒否するというしっかりとした意思を持っていることが多い。社会的自立が出来る要素を十分に持っているが、自分から自立しようとしない傾向がある。心のエネルギーを知らない周囲の人には、F2)との区別が大変に難しい。