大人の引きこもりへの援助 1

$引きこもり(H)の分類
H1)自分の部屋の中に引きこもっている
H2)家の中で自由にして居る
H3)親から引きこもりを許されている
H4)親から社会的自立をしないことを許されている

ニート(N)の分類
N1)親から社会に押し出されている
N2)欲しい物を得る時だけ外に出る
N3)家から出歩いているが経済的に自立していない

$フリーター(F)の分類
F1)お金を稼ぐことを要求されている
F2)必要なお金を稼ぐために仕方なくアルバイトをしている
F3)アルバイトをしながら次の自分に合った仕事を探している


<就労するための援助について>

このどの段階でも、引きこもり、ニート、フリーターの大人の心に沿った援助が、対応がなされれば、心のエネルギーを高めることが出来ます。所が現実はこれらの大人の心に沿った心の理解が出来る人が殆ど居ません。これらの大人の心に沿った対応が出来ると考えている援助者は、その考え自体がこれらの大人の心に沿っていないからです。

なぜならこれらの大人は自己否定で苦しんでいます。これらの大人に援助すると言うことは、これらの大人がそのままではだめだから援助することでこれらの大人をどうにかしようとしているからです。つまりその大人のあり方を、心を援助者は否定しているのです。その援助で生じる否定から、その大人はよい子を演じてありがたくその援助を受け入れているように振る舞うか、その援助から逃げてしまうか、その援助を受けたとき荒れたり問題行動をしたり、心の病の症状を出してしまいます。

それではその大人に援助をしていけないのかというと、それはその大人の心の状態次第なのです。F1)、N1)、H1)、H2)では既に心にはマイナスのエネルギーしかありません。そこに援助というその大人を否定する対応を受けると、その対応をされること自体がマイナスの心のエネルギーを生じますから、ますます心のエネルギーはマイナスになり、援助の効果が出る前にその援助を回避しようとしてしまいます。