大人の引きこもり 21最終回


推測される原因として、既に社会的自立をしていなければならない年齢なのに、現実に社会的自立を果たしていないことから生じる葛藤が、気づかない自己否定になり、心のエネルギーを奪っているのではないかと思います。年齢が進めば、ますます葛藤が強くなって、自己否定が強くなり、社会的自立が出来ないのではないかと思います。自分が楽しんでいることに没頭し続けます。所謂おたくという形になります。

年齢が進めば進むほど、親の方も焦ります。言葉にしなくてもオーラとして伝わります。それもこれらの大人に伝わるのではないかと思います。

おたくという形は悪いことではありません。心のエネルギーはとても高い状態ですが、社会的自立に向かう方向性が無いだけです。うまく援助があれば社会的な自立が可能になる可能性が高いです。援助がその人のエネルギーに見合った社会的な自立の方法を与えてくれること、社会的自立が可能になります。

結論から言うなら、社会的自立を不登校から引きこもり、ニート、フリーターの大人に社会的自立を求めるなら、対応をする親と、援助する人たちの、能力、質が重要だという事になります。