クスリを飲むか飲まないか 1

向精神薬とは精神症状を軽減する薬で、精神症状を出す大本を治して精神症状を出さなくしているのではありません。人によって異なりますが、精神症状を軽減する可能性が高いので、薬として認められています。医者は向精神薬を飲むことで精神症状を出す大本も治ると説明していても、其れは嘘です。

麻酔薬は意識や痛みを遮断します。睡眠薬は意識を遮断します。但しそれ以外の脳の部分にも作用をしていますが、その作用が無視できる程度という意味です。向精神薬は精神症状の発現を遮断しようとしています。それ以上のことは分かっていないようですが、大脳辺縁系の神経伝達や伝達物質に関与しているようです。但しその作用は大脳辺縁系ばかりでなく大脳新皮質にも作用をしているようですが、その影響が小さいという意味なのでしょう。

精神症状は情動の回避系が出している症状です。薬がうまく合えば、薬が情動の回避系の表現を抑えて、精神症状が軽くなります。其れと同時に情動の接近系の反応の表現も押さえてしまっている可能性があります。大脳新皮質でも記憶の阻害、意識活動の阻害を生じている可能性があります。もちろん服用した薬の量や種類によって異なりますが、大筋ととしては合っていると思います。