ある母親から 2

問題点1
長男と次男との性格の違いはどこから来ているか母親が質問をしています。母親は長男だから我慢しやすい、次男だから我慢が出来ないですぐ反応をしてしまうと言うように理解していたようです。もちろん子どもの持って生まれた性格を知ることは出来ませんが、乳幼児期の反応から兄弟の間で違いがあることは、母親なら感じ取れます。しかしそれで全て決まってしまうかというとその影響の度合いは少ないと思います。

乳幼児が刺激(親が刺激だと理解していなくても)を受けて、乳幼児がそれに反応をする、その反応をした乳幼児がその反応に基づいて対応をする、その対応の結果が次の刺激をその乳幼児が受けたときに影響を与えて、乳幼児が反応をする。その反応の仕方少しだけ変化をする。その少しだけ変化をした乳幼児の反応に基づいて母親が対応をするの繰り返しから、乳幼児の性格は持って生まれた性格から変化していきます。母親自身の対応の仕方も、その時々の母親がおかれていた状況から変化をしますから、母親として全く同じ対応をしていたつもりでも、乳幼児の方での反応は異なっていき、母親が気づいたときには、子どもそれぞれによって異なる性格になっています。

問題2
脳に作用をする薬は脳の反応を変えてしまいます。反応の変化が親にとって好ましい方向になるように薬は使われます。薬を止めたら脳自体は元の脳に戻ってしまいます。この子どもの場合、投薬で陽気な姿になっている可能性があります。多分脳の興奮剤の入ったクスリを飲んでいるのではないかと思われます。但し此は薬で作られた姿で有り、本当の子どもの姿はクスリを飲む前の姿です。

短期の投薬ならそれほど薬の禍根は残りませんが、長期の服薬は、脳の学習機能を押さえてしまいます。薬の身体への副作用が出てしまいます。

問題3
学校が始まることはとても強い登校刺激です。多くの不登校の子供はそのためにとても辛い思いをして、とても辛い状態になります。次男も辛くなったのでしょう。その辛さを母親とのスキンシップで解消をしている姿です。母親と次男の間にしっかりとした信頼関係があるという意味になります。