学校がつまらない 3

>その息子を元気にするために、ゲームや漫画、アニメなどは制限時間をつけないでさせていました。夫からはもっとけじめのある生活をさせるようにと言われていましたが、息子の辛さを思うと、息子の自由に任せました。
脳の仕組みから言って、情動には接近系と回避系があります。接近系を言葉で表現すると楽しい、嬉しいなどと表現できますが、脳の中では同じ神経回路で反応をします。人間では状況と接近系との関係から言葉の表現が変わってします。接近系が機能をすると、その接近系を機能させる物を得ようとします。此を接近行動と言います。接近行動は、次の接近系を得ようとする行動を生じます。その結果として行動の発展性があります。

回避系は言葉で表現すると、辛い、痛い、嫌だ、悲しい等と表現できます。これらも脳の中では同じ神経回路が働いてます。人間では状況と回避系との関係から言葉の表現が変わってしまいます。回避系が機能をすると、その回避系を機能をさせる物から逃げようとします。此を回避行動と言います。回避系の刺激はその人にとても辛い感情を生じますから、その感情は嫌悪刺激にとても敏感に反応をするようにさせます。嫌悪刺激がある限り、動物は、人は回避行動しか取れません。

回避行動には傾向があります。回避系の刺激(嫌悪刺激と表現します)を受けるとその刺激から逃げようとします。逃げられたら嫌悪刺激が無くなり、嫌悪刺激がない状態に戻ります。嫌悪刺激から逃げられないと、人間の場合、よい子を演じます。よい子を演じられないと荒れたり問題行動をするようになります。荒れたり問題行動を出来ないとき、心の病を想像する症状を出します。これらの症状と平行をして、自立神経の過度の反応症状を出します。

不登校の子供は学校が嫌悪刺激です。しかし親も周囲の大人も、そして当人も学校が嫌悪刺激だと気づいていません。それ故に学校を見たり意識すると、回避行動を生じようとしますが、当人の意識から、親を含めた周囲の大人の圧力から子どもは学校という嫌悪刺激から逃げられません。その結果、無意識によい子を演じたり、荒れたり問題行動をしたり、心の病の症状を出します。それと同時に、頭が痛い、お腹が痛い、気持ちが悪い、めまいがするなどの自立神経症状も出します。学校という嫌悪刺激を与える親から逃げるために、自分の部屋に引きこもります。

続く