ある記事から 母親の感想

タイミングが良かっただけだと思います。本当に運が良いお子さんの例でした。
引きこもっている子供を引き出そうとしても、全てがこの症例のようにはいきませんよね。

このお子さんは、最初に誘われたときには行かなかったけど、震災の翌月には行ってますから、外へ行くだけのエネルギーがあったと考えられます。そして毎日報道されるテレビを観て、被災地に対する関心が増していったのではないかと思います。このような辛いニュースに関心が持てるほど、心に余裕があった、心のエネルギーがあったという意味でしょう。

そして、行った先で経験したことが、この男の子が今まで受けれていた経験と異なり、男の子のあり方が受け入れられたという、男の子にとってとても良い経験になったから、さらに行き続けられた、心のエネルギーを増やして行けた、被災地で心をますます元気に出来たということだったのでしょうね。
周りからの温かい声かけや、自分が役に立つことが、喜びだったと思います。そこでの経験が自分探しになって、今の仕事をすることにつながったんでしょうね。

自分探しは家でもできるし、家の中での自分探しが終われば、今度は外にでて探すこともあると思います。ただそれを大人が、周りが促して家から出そうとすると、成功する確率は低いと考えます。私も経験済みなので、そう思います。

つまり、不登校の子供を育ててみないと、不登校の子供の本当の気持ちを理解することが出来ないと、私は考えています。不登校の子供を育てた親なら、この記事から普通の人が感じることとは大きく違ったことを感じ取ります。美談過ぎると思われるのです。実話でしょうから、ごく希な症例の話しだと思います。この話しを一般化すると、苦しむ不登校の子供を増やしてしまいます。