心の回復 質問について

>自分の子どもが不登校の分類2なのか分類3なのか、母親が見分ける方法はありますか?
それは当人でも、親でも、他人でも分かりません。結果論です。子供が学校を拒否する理由を脳科学的に考えた結果です。
子供には学校に行きたいという本能があります。学校がその本能以上に辛くなければ、子供は学校に行きます。学校に、子供が学校に行きたいという接近系以上の回避系が無ければ子供は学校に行くと表現し直せます。
学校が子供の本能の接近系以上の回避系があるとしたら、それは学校内の問題か、学校そのもの学校という概念からの二つの場合があります。どちらも子供が学校に行かないという表現は同じです。しかし子供が学校にいけないと言う回避系が無くなったと認識したら、子供の持つ本能が機能をし出して、子供は学校に行きます。学校に行っても辛くならなければ、学校に行きたいという本能を打ち消す辛さが無いと子供は学校に行き続けます。
不登校の分類3では学校に行ってみても以前と同じ辛さを感じるので、学校に行かれません。不登校が続きます。
不登校となった同一の学校に行ってみて、行き続けられるかどうかでこの区別が可能になります。ですから結果論で区別するしか方法がありませんが、不登校という問題への考え方は同じで良いです。子どもの方で答えを出してくれるからです。

不登校の原因が、子どもの言っている通りの単体のものなのか(先生が嫌)、それとも勉強そのものや親や家庭も含めたその他の要因が複雑に絡んでいたり、学校の概念そのものが辛いのか、子どもの話しだけでは正直良く分かりません。
子供の脳の仕組みから行って、子供が拒否をする物が子供が苦しんでいる物です。もし過程が子供を苦しめる物なら、子供は家庭を拒否をして自分の部屋に引きこもるか家を飛び出していきます。親や家庭内の問題は、家庭に子供がいづらいかどうかの問題で有り、基本的に不登校と別次元の問題です。ただ、家庭で子供がいづらいと、学校での辛さを受けやすくなる、つまり辛さの相乗効果を与えるかもしれません。それでも辛さの大きさは、学校>>家庭です。

>子どもは、良く話し、外出もし、他のお子さんとも遊ぶようにもなりました。学校の話しや先生の話しをしても嫌がる様子はありませんが、分類2なのか分類3なのか見極めがつきません。
どちらにしても学校から受ける辛さが軽減してきている、ぼつぼつ学校に戻れる心の状態になっていると言う意味だと推測されます。ただし、子供が学校に戻るか戻らないかというのは、子供自身の問題です。子供の本能が機能をしているはずですから、その内に学校に戻ると推測されます。それまでの間は、学校に行きたいという本能以上に、楽しいことが今の生活にあるから、そちらを先に求めていると言う意味の段階なのかもしれません。子供が今求めて居る楽しさ以上の楽しさが学校にあることをどうやって伝えるかの問題は、それぞれの子供によって異なります。子供が答えを出すのを待つのが一番ですが、母親の工夫次第で登校刺激も可能だと思います。それにより少しでも子供が学校を拒否する姿が感じられたら、未だ完全に不登校状態から回復していないと考えられます。この際にもう一つ考えなくてはならない事は、子供は学校についての問題で簡単によい子を演じてしまいます。未だ心が十分に学校に戻れる状態で無くても、学校に行き続けてしまう可能性を考えて置く必要があります。無理をして学校に行き続けてしまうという、不登校になった前の状態に戻る可能性があります。