子と母との間の信頼関係

不登校問題の解決には、絶対的に母親と子供との間の信頼関係が必要です。親が子供を信頼していないという表現になっていますが、理解して頂けますでしょうか?
という私のMSGについて、理解出来ないというMSGを頂きました。そこでもう一度説明をいたします。

不登校のような心が辛い状態における子供は、登校刺激を受けると、その見かけと異なって、死んでしまうぐらいの辛さを感じています。その辛さを解消するにはその子どもとして楽しいことに没頭するしか方法がありません。多くはゲームです。その愉しいことに没頭することを母親が認めてくれると信じられるから、子供は愉しいことに没頭して、心を元気にしていけます。

子供が楽しいことをすることを許されないという思いがあると、子供は愉しいことに没頭できません。楽しいことをしていてもそれほど楽しくないのです。いつこの楽しさを奪われるのか、新たな不安を生じてしまい、母親の言葉にびくびくしています。子供が愉しいことに没頭しても許されると、子供が信じられたら、つまり母親が許し続けてくれると信じられたら、子供は愉しいことに没頭できます。

つまり子供から母親への、自分がしている楽しさに没頭することを許可されるという信頼感、自分が学校に行かなくても母親がそれを許してくれるという信頼感が、子供から親への信頼感として必要です。これは、子供が母親を大好きだという本能から来ています。大好きな母親が自分の今を信じてくれるという本能を持って居ます。決して意識的に出来る母親への信頼感ではありません。

親もこの子供がいつになったら学校に向かって、社会に向かって動き出すのか、イライラしないまでも不安の面持ちで待ち続けているなら、母親が子供の今の姿を信頼していないことになります。子供は必ず元気になって、学校に向かって、社会に向かって動いていける、いろいろな障害を自分で乗り越えてくれると、子供の今を、将来を、信じて子供に任せると、子供は心を元気にして、母親の思いにそって自分の将来を切り開くことが出来ます。

子供はその本能から、どの様な母親でも、母親を信頼しようとします。
不登校などの心が辛い子どもは、自分を辛さから守ってくれることだけを母親に求めます。」
その子供からの信頼を裏ぎるのは母親です。子供に良かれとする対応が子どもの心に沿っていなくて、子供を苦しめることが多いからです。子供は母親を信頼しようにも信頼しようが無くなるのです。