質問にお答え

その楽しいままで、学校に戻る気になるんでしょうか?社会に出る気になるんでしょうか?
本当に、学校に、社会に戻れるんでしょうか?
それに、いつになったら?社会復帰は何年先?

御母様は ダーウィンの進化論を信じますか?現在この進化論=自然淘汰のり論は世界中で信じられています。その証明がガラパゴス島で見られるからです。そればかりで無く、この進化論は人間の胎児でも証明されています。人間が受胎して変化して人間の形をした胎児になる過程で、胎児は人間が進化してきた動物の姿を経て、最終的に人間の赤ちゃんになっています。

人間にも本能があります。人間の本能は子供時代にははっきりとした物が多くて気づきやすいです。例えば成長をするとかお腹が空いたら食べ物を食べるとか、食べたかすを便や尿として排出するとか、余りにも普通すぎて意識することは無いです。

子供には子供特有の本能があります。それに気づいている人は少ないのですが、御母様の質問にお答えするための本能を上げてみます。
子供は母親を必要とする、
子供は新しい知識や経験を求める
子供は同年代の子供の集団を好む
子供は自分を取り巻く環境に順応するように成長をする

これは世界中の子供に当てはまります。この子供特有の本能を持って居ない子供は自然淘汰をされてしまいます。そして類人猿までは確実にこの本能は存在しています。ですから必ず人間にもあるはずです。そして現実に人間も母親から生まれ母親とここの関係で成長して大人になって、この本能が分からなくなっています。大人ではこの本能が無くなっているのか機能をしないような仕組みが出来ているのかそのことは分かりません。子供では必ずこの本能が機能をしているのです。

この本能は情動の接近系です。情動の回避系があると、つまり心が辛いと、この本能は辛さで相殺されて、機能をしなくなります。ですから、心が辛くなくする、心が楽しくなると、この本能が機能をします。そのために子供が一時的に辛くなっても、長い時間心が辛くなると、子どもとしての本能からの成長を阻害されてしまいます。

子供の心が辛くないと上記の4つの本能が機能をします。本能が機能をしさえすれば、子供は大人になるまでに自分を取り巻く社会に順応するように成長を続けます。その社会とは時代によって、地域によって違います。その結果~時代の人、~人というような大人になります。

上記の本能があると、知識と子供の集団である学校を子供がその本能から求める様になります。子供の心が辛いとこの本能が機能をしなくなります。また辛い子どもの心を母親で癒やそうとします。その意味で子どもが成長をして社会人になるためには母親の存在が必須です。母親が無い子供では、母親の代役をする人=代理母が必要です。これが無いと、子供は問題行動を繰り返して、社会に順応出来なくて、社会人として自立できません。

 

ですから、母親だけは子供を信頼してあげてください。そうすれば子供は母親の元で辛い心を元気にして、社会に向かって成長をしてくれます。

この話は子供についての話しです。大人には当てはまりません。人間以外の動物では、大人はまともに自然淘汰の原則を受けます。人間の大人はその人の持っている知識から、自然淘汰を乗り切ります。

子供の心が辛くなければ、辛いときがあっても、その時間が短ければ、子供のこの本能が機能をし出して、子供の段階では学校に戻りますし、大人年齢になると自分が属する社会に出て行きます。ですからいつになったら社会復帰では無くて、心が辛くなくなったら子供が属する社会に自分から出て行くと言う事で、周囲の大人が決めることではありません。

不登校の子供について言うなら、子供を辛くする学校を一端忘れさせて、子供のこの本能が機能をするようにして上げて、子供が学校や社会に出て行くのを待つと言うのが子育てです。母親が子供の体と心の安全を守って、大人にして、子供が社会に出て行くという繰り返しを、人間も太古の昔から現在まで繰り返しているのです。ただ違うのが子供のためとして子どもに与えた学校で苦しむ子供が出てきているという現実です。この学校から苦しむ子供を守られるのは母親だけという事になります。子供がその本能から母親に保護を求めるからです。