ある母親の経験

ある不登校の子供を持つ母親と私とのメール交換の内容です。

>同級生の友達が来て一緒にゲームをしたのですが、ゲーム中も、やめた後も、別にいつもと変わらずだったので、無理をしていたのではないと思いますが、友達は、学校を意識させるから、と書いてありました。本人の意志であれば、問題はないのですよね?
今の息子さんなら、登校刺激に反応をしなくなっています。ですから今の息子さんなら、同級生と遊んでも大丈夫です。その後に荒れることはありません。ですから多くの不登校の子供に当てはまる物ではありません。それほどお子さんの心のエネルギーが増えてきているという意味です。

>私の父親は厳しかったですが、勉強なんかしなくていいとよく言っていました。母親は、勉強しない私をなげいていました。基本母親は、優しかったですが。
>小学校六年生で、学級崩壊も、体験しました。先生と、荒れた子が、掴み合いをしていました。先生の頭を生徒がつかんで、髪の毛が抜けていました。

>近所のハーフの男の子三人がいて、時々遊んだこの一人は中学生に上がってから、不良グループにはいり、暴走して、事故にあって死んでしまいました。家族で、驚きました。悪い子では、なかったのに。悲しいことです。

>授業中、私はマンガを読んでいたこともあります。先生に、かなり、反抗もしました。クラス全体がそんな感じでした。

>家に担任から、電話がかかってきて、私が悪い子と付き合って、変わったと親にちくりました。別に変わってなんかいません。身を守っただけです。
これは御母様なりの成長の記録ですね。この経験があるから、御母様の母性が機能をし易かったのかもしれません。もしそうなら、お子さんにとってとてもありがたい御母様の経験です。成長です。

>このようだった私の学校での姿に、父親は「なかなか、やるな」と言っただけでした。母親も祖父母も私を責めることは一切なかったです。心配は、かけたと思います。
>それでも、学校へは、行き続け、
御母様は御母様なりに、学校の問題を、学校の辛さを解決してこられました。

>一応2人の子供の親になりました。
お子さんはお子さんなりの成長をしているはずです。

>だから、私は学校や、学校の先生なんて最初から信用していないところがあったのです。
わかりました。それも御母様なりの子育ての感じ方です。

>親友の一人は幼稚園から、高校まで、同じ学校で、親になってからは、忙しくて会えないですが、何でも話せる友達で、今のこの状況も、彼女になら、話せると思います。
御母様に話せなくてもその友達には話せたのでしょうね。そのども立ちと話すことで、学校の辛さを解消できたのは、ほんとうに良い友達だったのでしょう。但し、このような友達、母親に話せないことをその友達に話すことで、ご自分の辛さを解消できるような友達を持てない時代になっているようです。と言うより、このような友達を持つと津登校にならないから、私たちの所に相談に来ないという意味なのです。