大人の引きこもりと理性

>大人の引きこもりです。楽しことを見つけさせるということですが先回りはNGですよね。
親といえども、子供の本心はわからないからです。
親が、きっとこれが楽しいだろうとして子どもに与えた物で、子供が拒否をすれば、親が自分を信頼していないと、子供は言葉にしなくても、理解をします。それは子供と親との間の信頼関係を壊してしまいます。何かにつけて親を拒否する子供の行動に繋がります。もちろんすぐにではありません。

親が、きっとこれが楽しいだろうとして子どもに与えた物を、子供が受け入れた場合、それが子供が求めて居た物なら、子どもの心を元気にして、子供が引きこもりを止める出発点になり得ます。しかし、まずその様になる事はありません。その年齢になるまで親が子供にしてきたことで子供が苦しんできたからです。親を含めて全ての大人は引きこもりの子供(この場合親の子供で大人)の本心がわからないと理解していた方が間違いがありません。

それでも親が、きっとこれが楽しいだろうとして子どもに与えた物を、子供が受け取る場合があります。その場合はまず子供がよい子を演じていたと考えて良いです。子供が自分のために親の与えた物を受け入れたように見えて、その実親を喜ばせるために、受け入れている場合が大半です。ですから長続きはしませんし、その後子供と親との関係がより悪くなります。

>それはこちらからアプローチするのか
上記の様に先回りになります。

>本人が見つけるまで待つのがどちらでしょうか?
本人が見つけるまで待つのが良いです。但し、親に待ちきれるかという親側の問題点があります。多くの親は待ちきれなくて、ついつい親から子供にアプローチをしてしまいます。その結果は上記の通りです。特に子供がよい子を演じたときには、親は成功したとして安心しますが、親の役目を果たせたと自慢をしますが、その後どんでん返しが来ます。

待ちきれないなら、親は子供を信頼して、待つのを止めるしか無いと思います。親は親で親なりの生活を続け、子供の将来を子供自身に任せます。その後子供がどうするのか、大人年齢の子供の責任となります。親が責任を取りようが無いし、そこまで責任を持つ必要も無いと思います。子どもの方でも親からの圧迫感が無くなると、子供なりに理性を使って生活の糧を得ようとするようになります。今度は子供の理性が機能をし出して、自分の生き方を自分で求めようとするのです。

現実に子供はニート、フリーターの生活をしますが、年齢が進むにつれて、親にも依存をする事もありますし、自分なりに理性を使って生活の糧を得ようとし始めます。自分なりに理性を用いて、職業を見つけて自分なりの働き方をするようになっています。ホームレスになる子供は私の知る限りいません。親が描いていた子供の生き方と異なりますが、それが子供が選択した生き方ですから、仕方がありません。

大人年齢のこどものひきこもりの解決法の基本は、当人がいつから自分らしい理性を発揮し出すかです。その時期と理性の内容です。その際に学校の勉強は殆ど役立ちません。子供自身の経験が、いかに楽しく引きこもりを過ごせたかが大きく影響をするようです。楽しくないと理性は十分に機能をしないからです。

そうは言ってもいつ子供が動き出すのか待てない親がいるのも事実です。それについては後ほど説明します。