心をモデル化する

真鍋淑郎さんのノーベル賞受賞について

私は真鍋淑郎さんの気候モデルを知りません。あの膨大で得体が知れない気候変動を、簡単なモデルから解き明かそうとするのは、人間の心を簡単なモデルから解き明かそうとする私の立場と共通して居ます。

今の心の理解は、アレルギーに関して比喩的に使われている言葉があります(盲目の人に失礼な表現ですが、現実に言われているのでお許しください)。盲目の人が象の鼻に触れて、象とは細長い物だと主張する、象の足に触れて、象とは丸太のような物だと表現する、象の体に触れて、象とは大きな塊のような物だと表現するのに似ています。研究者が自分の領域の経験から心はと言って議論をしているように見えます。

心のモデルとは
意識の心
習慣の心
情動の心
の三つから成り立っています。このモデルから、多くの人の、子供の、心の分析が可能です。この心の構造を数式化する難しさを感じています。気象と同じように、大型コンピューターを使って、個人差を踏まえて処理を出来るようになると良いのでしょうが。現実にAIがあります。それは意識の脳の部分のAI化のようです。