不登校引きこもりの13歳の息子です。
息子は昨日「僕も誰にも負けない才能が1つほしい」と、つぶやいていました。
「そっか、そうだね、お母さんも、才能ほしい」と答えました。何と答えれば良かったでしょうか?も言わない方が良かったでしょうか。
この言葉の後、息子は「お母さんは、掃除できるし、ご飯とかつくれるし」などと私に言いました。これはどの様に理解すれば良いでしょうか?
質問ですが、子どもの心が元気なら、たとえば、「僕は勉強が全く出来ない」とか、「足も早くない」のような自分を否定することを言う場合、子供が母親から否定されたいとおもっていることもありますか?つまり、「そんなことないよ」っていってほしい子は元気な子ですか?

<解説>
>息子は昨日「僕も誰にも負けない才能が1つほしい」と、つぶやいていました。
この言葉は、今の息子さんが自分自身を、今の自分ではだめだ、御母様に凄いねと行って貰えるような才能が欲しいと言う意味です。つまり、息子さんは自己否定の感じ方があるし、それはお母様から認められたいけど認められていないと感じて居るという意味です。もちろん御母様はお子さんを認め続けていらっしゃることは分かっていますが、お子さんが御母様から認められていない部分があると御母様に訴えています。御母様に認められていない部分が何かおこさんも分かっていないようですが、それを御母様も気づいていらっしゃらない様です。しかし多くの部分でお子さんは御母様から認められているのでしょうから、御母様がなぜお子さんが御母様から認められていないと感じる部分があるのか、分からなくても大丈夫です。

>「そっか、そうだね、お母さんも、才能ほしい」と答えました。何と答えれば良かったでしょうか?も言わない方が良かったでしょうか。
この御母様の言葉からお子さんは自分に才能が不足している部分があると母親が認めていると理解すると思います。しかし御母様にもあるから、御母様と同じだね言葉に、御母様の共感を感じたと思います。ただ、お子さんが言いたかったことは、才能があるなしでは無くて、今の自己否定している息子さんを御母様がそれで良いと認めてと言う意味です。御母様がどの様な状態かを言って欲しかったのでは無かったです。素直に共感だけを欲しかったのです。子供の本心はその様な自分を御母様が受け入れて欲しいと言う意味です。

お子さんが求めていたことは「そう、そう思うのね.辛いね」と言ってお子さんを抱きしめるだけで良かったのです。御母様の言葉に共感の部分があるので、間違いではありません。また、何も言わないと、御母様がお子さんを無視していると理解されかねないです。それを防ぐにはスキンシップとしてお子さんをハグするだけでも悪くは無かったです。

>この言葉の後、息子は「お母さんは、掃除できるし、ご飯とかつくれるし」などと私に言いました。これはどの様に理解すれば良いでしょうか?
上記の「そう、そう思うのね」の言葉とハグがあれば、このような言葉は出なかったと思います。御母様の言葉に共感と、御母様も同じだよという意味をお子さんが感じたので、お子さんは御母様より劣っているという意味で、このような言葉を言いました。お子さんは意識的に、理詰めでこのような言葉を言ったのではないです。お子さんは自分の御母様に認められていないという思いを反射的にこのような言葉で表現しています。今のお子さんで良いと御母様が感じて居ないので、御母様より自分はだめな人間という自己否定を無意識にこのような言葉で表現しました。この説明を参考に、皆さんならこの後御母様はなんと言えば良かったと思われますか?是非答えてみて下さい。

>質問ですが、子どもの心が元気なら、たとえば、「僕は勉強が全く出来ない」とか、「足も早くない」のような自分を否定することを言う場合、子供が母親から否定されたいとおもっていることもありますか?
子供にとって母親は唯一のよりどころです。母親に求められたいのです。それが子供の本能です。大人ではこのような議論を小説などではしますが、子供はもっと素直に感じます。子供がこのように言うと言いことは、何かこのように言わなくてはいけない経験をしていると言う意味です。その経験を御母様に解決してくれと言っているのではなくて、母親に理解してという意味です。

>つまり、「そんなことないよ」っていってほしい子は元気な子ですか?
心が元気でも、心が辛くても、子供がこのような言葉を言うということは、その様に言わなくてはならない何か辛い経験をしていると言う意味です。その事実を母親に理解してという意味です。解決してという意味ではありません。その様な子供に、常識的に「そんなこと無いよ」と言うと、其れは子供が辛い思いをしていることを否定することになります。それで子どもはその分ますます辛くなります。心が元気なことでは、他の楽しいことをしてこの辛さを解消でき、一見今まで通りに生活できますが、心が辛い子どもではそれが出来ません。心がますます辛くなっていきます。
心が元気な子供でも、心が辛い子どもでも、この母親の言葉で母親に対する不信感を強めてしまいます。ただ、心が元気な子供ではすぐには母親への不信感が表面しないだけです。これを繰り返すと、心が元気な子供では母親編不信感を強め、所謂反抗期のような姿になってしまいます。

 

子供の本心はその様な自分を御母様が受け入れて欲しいと言う意味です。

 

 

>つまり、「そんなことないよ」っていってほしい子は元気な子ですか?
子供の本心は、それでもあなたが大好きだよと行って欲しいことです。

常識では、その様なことは無い吐否定してあげるとか、頑張りなさいとかの言葉でしょうが、心が元気な子供はそれでも他のことで否定された辛さを解消できます。叉このような訴えを母親に段々しなくなります。母親はそれでこの自己否定が解消をしていったと考えますが、実際は母親への不信感を強めていくことになります。