辛い事から逃げる

高校入学時から不登校の息子に高校退学を勧めたら、あっさりと受け入れてくれました。そこで母親が手続きを進めています。

手続きで私と担任が面談したときに、担任は「辛い事から逃げていたら、将来何も出来ない大人になるから、辛い事を乗り越える努力が必要だ」と言いました。その後私との会話をしたのですが、その際に母親は
「今の息子は逃げることも必要だと思う」
と言いました。

大人は自分の意思で辛い事を乗り越えようとする事が出来ます(大人の論理)。しかし子供は辛い事を乗り越えることができません(子供の論理)。子供は大人のように辛い事と戦うことが出来ないのです。その様に人間の脳が出来ているのですから、それに従わないと、子どもは心がとても辛くなって、生きて行くことすら難しくなります。大人の多くは大人の論理がそのまま子供に当てはまると考えているようです。子供には子供の論理が必要なのです。

子供の論理については、 10月18日掲載の 子どもの心の考え方 を参考にしてください。