ゆがんだ性格

>性格がゆがむとは、具体的にどういうことなのですか?
まず抽象的に、AならBという関係があります。人々はBを受け入れられます。所がAならCと言う関係の人がいます。Cは人々を困らす物です。そこでAならCとなる心の反応を、心がゆがむと表現します。心に形があるのでは無くて、心の機能が平均的な、文化的な動き、予測可能な動きから、その人特有の動きになり、社会的に問題を生じる場合です。

例えばバンクシーの絵を考えてください。人々が彼の絵に価値を感じないで、その絵が公共の壁に書かれていたら、バンクシーの心がゆがんでいると判断されます。所が彼の絵が何億もするとなると、公共の壁に書かれていても多くの人がそれを求めますから、心がゆがんでいるとは考えません。優れた芸術家と考えます。

>そのゆがんだ性格を、親は押さえてはいけないということですよね。
説明を簡略化するために、逆行動の法則を持ち出します。つまり親がそのゆがんだ性格を押さえつける、正そうとすると、その性格はますますゆがんだ方向に機能をしてしまいます。

>ゆがんだ性格が、個性ということになるのでしょうか。
刺激と反応との間に因果関係が分からないときには、それは個性と表現されます。
バンクシーの場合は個性、特殊能力と表現されます。それを多くの人は受け入れます。その他の人、壁に絵を描く人は、悪い性格、悪い意味での個性です。