コメントから

他にやりたいことがあるからという理由以外でもしも高校をやめたいと言われたとき、意図に沿い辞めたとして後のことはどうしたらいいのか…
こども自身も一応自分は形は違えど高校生であるという帰属意識はあるように思うのです。
先生のおっしゃる、こどもに沿い楽にさせてやるとはどういうことなのか…
本を続いて読ませていただきます。
こどもの思うように…と思えどまともに考えを話すらできない状態で意図すら分からず…ここからどのように回復することができるのか…頭を抱えています。
通常の道をたどらない子育ては本当に不安しかありません。

>他にやりたいことがあるからという理由以外でもしも高校をやめたいと言われたとき、意図に沿い辞めたとして後のことはどうしたらいいのか…
高校生でも、子供の本能、新しいことを知りたい、同年代の子供と関わりたい、属している環境時順応したいという、本能が機能をしているはずです。
他にやりたいことがあると言う場合
今の高校での生活以上の物があるからそれを求めて高校を止めたいという場合
今の高校が辛くて高校を止めたいけれど、止められないから、他にやりたいことがあるから高校を止めるという理由とがあります。
前者だと当然高校を止めた後のことを求めてその方向に邁進します。高校を止めた後どうしたら良いかの見通しを立てていますから、高校を止めた後のことを悩むことがありません。
もし、高校を止めた後のことを悩むようだと、やりたいことが本心でなかったと言う意味でしょう。それでもはっきりと分かっていなかったので高校を止めてから、その止めたいことを模索することも考えられます。その場合でもこうこうをやめたあとどうしたら良いかを悩まないとは言えませんが、それほど問題なく何かに向かって挑戦をすると思います。
やりたいことがあるから高校を止めるという場合、経験的に高校が辛くて高校に行けない、早く高校から逃げたいという意味のことが多いです。この場合、子供自体は高校から逃げられて楽になるのですが、親から高校に行き続けて欲しいと言う思いが子供に伝わっていると、子供は高校から逃げられても、親の思いに縛られて、高校に拘ってしまいます。つまりコメントの言葉
>こども自身も一応自分は形は違えど高校生であるという帰属意識はあるように思うのです。
を感じられるようですと、子供が親からの登校刺激で苦しみ続けていることになり、高校を止めた意味が半減する可能性が高いです。
または、お子さんは高校を振り切れていても、親が未だ高校を振り切れていないので、親の思いをお子さんに照らして考えていらっしゃる、つまり親の不安を子供の不安になるのではないかと考えていらっしゃる可能性があります。

>こどもに沿い楽にさせてやるとはどういうことなのか…こどもの思うように…と思えどまともに考えを話すらできない状態で意図すら分からず…
きっとお子さんと話をしようとするとお子さんは怒り出すと思います。それはおこさんもなぜ自分が不登校なのか、高校が辛いのか分からないのです。分からないことを聞かれると、子供で無くても辛くなり怒り出すこともあります。例えお子さんが自分の思いを言葉にしていったとしても、それも必ずしもお子さんの本心とは限りません。それ故に言葉に頼らないで、母親は子供への対応を考える必要があります。

対応の第一は、母と子との間の信頼関係を再構築することでしょう。その信頼関係を再構築するために母親は
子供の要求を100%だけ、即座に、笑顔で叶える
子供からの要求が無いときには、子供を見ない、子供に言わない、母親の笑顔、を貫く必要があります。
これと一見矛盾するようですが、母親だけは、先回りをして、強引にでも良いですから、子供に対して、共感の言葉、大好きだよという言葉と一緒に子供をハグするなどのスキンシップが必要になります。

母とこの間の信頼関係が出来ると、子どもの方から自分の将来に向かって、母親の思いを感じながら、動いていってくれます。子供の本能が機能をし出すからです。

>ここからどのように回復することができるのか…頭を抱えています。通常の道をたどらない子育ては本当に不安しかありません。
この言葉の裏には、お子さんを信頼できないという意味がありますね。お子さんは御母様を信頼しようとしていますから、御母様がお子さんを信頼する事で、母と子との間の信頼関係ができあがると、このような不安を母親は感じなくて良くなります。