一見無視しているようだが

>予測では、信頼関係を取り戻すのは時間がかかりそうで、悲しく思います。
子供は母親を信頼したいのです。それは子供の本能です。母と子との間に信頼関係が築けない、築くのに時間がかかるという場合、子供に問題があるのではなくて、母親の方に何か子供から信頼されない何かがあります。それが何か分からなくても、大丈夫です。以下のことに心がけてください。

子供の言葉を無条件で聞き続け、母親からのコメントを加えないで、時間的に制限を付けないで、聞き続ける必要があります。多くの母親は傾聴という言葉を知っていますから、一生懸命子供の言葉を聞き続けます。けれど何も言わないと、母親が子供を無視しているような不安を感じて、言葉を挟んでしまいます。それが先回りになってしまいます。もちろん挟んだ言葉が子供の心に沿っていれば言葉を挟んでも良いですが、まず普通の母親なら、母親の言葉が子供の心に沿っていません。その結果子供の心を辛くして、子供が言葉を止めて、子供が母親を信頼できなくなります。
母親が発する答えは、子供の言葉を聞いているよという意味で、あ、そうなの、とか、そうなのねとか、ううんと、とか意味がない言葉を挟むだけで良いです。敢えて文章を加えるなら、子供の言葉のオーム返しだけです。

子供が荒れたり、問題行動をしているときは、それを止めないでするだけさせて、落ち着いた頃で、母親の共感の言葉とスキンシップと一緒に、大好きだよ、今のお子さんでいいよ、と言ってあげる事が良いです。

子供が落ち着いたら、子供を見ない、子供に言わない、母親の笑顔、で待ち続けるなら、割と早く、子どもの方から母親に心を開いてくれます。この三つを母親はなかなか出来ないのが普通です。この三つをしようとすると、母親は子供を無視しているように感じて、ついつい先回りをして言葉をかけてしまいます。

この対応は常識と違います。しかしこれが心が辛い子どもと信頼関係を構築するための方法です。