心が辛い

>「心が辛い子どもがその辛さからの回避行動をしている場合」というのをどう定義するかが重要になりますね。
この事実がとても大切なのです。ただ説明に時間がかかりますから、きわめて簡単にお伝えします。

恐怖反応とトラウマの反応とは脳の中では同じ反応

恐怖反応は恐怖の原因がわかる場合(例えば怖い先生がいる)、トラウマの反応は恐怖の原因がわからない(例えば学校)ので、恐怖の原因から逃げることができないために、恐怖の相乗効果を生じて死ぬほどつらくなる

トラウマがあっても、トラウマの原因がなければ、子どもは辛くならない、普通の子どもとして生活ができる

トラウマがあっても、トラウマの原因を意識しなければ、子どもは辛くならない(例えばゲームなどに没頭しているとき、何かで楽しくしているとき)

子どもが学校に行かれない=不登校=トラウマのうちでもfecor(学校に反応をするトラウマ)がある

不登校の子供はトラウマがあるので、心が辛い子供である

心が辛い子供でもトラウマが反応をしない時間は、子どもは普通の子どもと同じ

トラウマは情動記憶だから、機能をしないと時間と共に消失していく、

トラウマは情動記憶だから、機能をすればするほど、記憶は強化されていく。トラウマが強く反応をするようになる。


>まず「心が辛い子ども」については、親からみて、うちの子は心が辛い状態だ、と思っていても、本当に心が辛い状態なのか、また、心が辛いというのがどういう状態なのかの定義が不明瞭です。
不登校の分類3でしょうから、心が辛い子供です。
学校ではトラウマが反応をするから、学校に行かれない
特別教室も学校なので元来なら特別教室に行かれないのですが、教室よりは辛くない場合で、かつ、特別教室内にその子供にとって楽しいことがある。ただし教室よりは辛くないけれど、特別教室もつらいことに変わりない。子どもが良い子を演じられる範囲の辛さであろうと考えられます。