背中を押すと

不登校の子供の何パーセントかは、背中を押されて対応学級に行くことができ、そのまま不登校を脱出していく事ができるのだと思います。
>(そういった事実があるという意味です)
それは事実です。
それが出来るのは不登校分類2の不登校のお子さん達です。ですから、私の所に相談に来ないけれど、現実には不登校分類2のお子さんがとても多いという意味でしょう。

不登校分類2と不登校分類3の境目のお子さんもいるはずです。不登校分類3でトラウマの反応がとても弱いお子さんがいます。不登校としては軽いという意味です。このようなお子さんは押すことによって学校やフリースクール、子供の居場所に行ってしまいます。そこに行くことで不登校分類3になり、その様な場所に行けなくなるお子さんが出てきます。またそのようなフリースクールや子供の居場所、特に子供の居場所では、子供の楽しさを中心に対応を考えてくれるので、通い続けられます。それでトラウマが消失するかというと、その可能性は否定的でしょう。しかし悪化しない場合も多いようです。それは結果として、その居場所を卒業してからのトラウマの反応がどうなるかにかかっています。学校に戻った、アルバイトを始めたという報告をするところもありますが、心が元気になった状態で社会に戻っていないので、社会に出てから社会に対する拒否反応になってしまう場合が多いと推測されます。ニートフリーターの増加、せいぜい職業派遣会社への就労となります。それで良いのなら、それでも良いのですが、例えば今回のコロナのようなことがあるととても辛い事になります。

不登校分類3のお子さんを社会に押し出すと、ひどく荒れるか、心の病の症状を出します。心反応の仕方から就労は不可能なのです。その様な子供への対応は、常識的な人での対応は出来ませんから、私に相談に来ることになります。