休み明けに不登校になる

5月連休明けや夏休み明けに不登校になる子は、長期休みの間でさえ、十分にリフレッシュできなかった子=エネルギーがマイナスのままの子と認識してよろしいでしょうか?
長期休み明けは、自殺者が増える時期ですが、自殺する子もそうなのでしょうか。

>5月連休明けや夏休み明けに不登校になる子は、長期休みの間でさえ、十分にリフレッシュできなかった子=エネルギーがマイナスのままの子と認識してよろしいでしょうか?
そうなのですが、休み前までは学校に行っていたのですから、心のエネルギーはプラスと考えるのが普通かもしれません。そして休みの間に心のエネルギーがマイナスになってきたと考えても説明が付きませんか?
実は違います。このような子どもは休み前も心のエネルギーがマイナスだったのですが、親に押されて、学校から引っ張られて、マイナスの心のまま無理をして学校に通っていたのです。別の表現をすれば、心は不登校だったけれど、体は学校に行っていた、不登校でなかったとなります。その状態で長期の休みを向かえて、一般的に心は不登校だが実際は学校に行っていることもにとって、少しだけ救われる状況になります。

休みの間は学校に行きませんから、親に押されて、学校に引っ張られて、生じるマイナスの心のエネルギーはなくなりますが、それでも心のエネルギーはマイナスのままで、それをプラスの心のエネルギーに出来ない状態のまま、休みを終えたと言う意味でしょう。休み明けに親から学校に押されない、学校から引っ張られなければ、そのマイナスの心のエネルギーから、子どもは学校に行かなくなります。不登校になります。
親の対応次第では、休みの間に強い登校刺激を受けて、子供の心のエネルギーがよりマイナスになっている可能性もあります。

>長期休み明けは、自殺者が増える時期ですが、自殺する子もそうなのでしょうか。
不登校の子供の自殺は、子どもが死にたくて死んでいるのではないことを以前申し上げました。証拠はないですが、子どもが死にたくて死ぬときには遺書を書き残しているようです。遺書がない子どもの自殺の多くは不登校なのに学校に行かされることで生じている様です。私としては可能性の高い推測だと思います。

長期の休み明けで、不登校の子供が学校に行くだけの心のエネルギーがないとき、そのまま家の中で子供が過ごすことが出来たら、不登校の子供の自殺はありません。不登校の子供で学校に行かれないのに、親から学校に押し出されたとき、久しぶりに行く学校に不登校の子供は行きにくい、行けないようです。その学校に行けないと言うことを認めるなら、子どもが家を押し出されたとき、その子どもは何処に行きますか?発作的に大人では想像も出来ないところにその子どもが行ってしまう場合があるのです。