心のエネルギーと物理的エネルギー

エネルギーという言葉を使うと、心のエネルギーと物理的なエネルギーと混同しやすくなります。私が心のエネルギーという言葉を使い始める前に、心のエネルギーのことを物理的なエネルギーのように表現している人が多かったので、はっきりと区別するためにこの心のエネルギーという言葉を使い始めました。

心のエネルギーとは、情動の接近系、私たち一般の人が使う意欲、叉は建設的な意欲と考えて良いです。その人の~をしてやろうとする傾向で有り、その傾向が常識的なことに向かっている場合です。非常識な方向に向かっている場合には、心のエネルギーと表現することに注意を要します。嫌悪刺激からの回避行動の可能性があるからです。
物理的なエネルギーには、現実に物理量のカロリーに置き換えられますから、心とは直接関係づけません。それでもプラスの心のエネルギーを表現するにも、マイナスの心のエネルギーを表現するにも、物理的なエネルギーに支えられていることも事実です。

>プラスに近づいて来ていると言っていただきましたが、出かけたがるようになったり(遊園地など)笑顔も増えたな、口数も増えて来たな、元気になって来たなと思った頃から
心のエネルギーがプラスの表現です

>不安が強くなりました。
心のエネルギーがマイナスの表現です。

>3か月程前からですが、不登校初期にあるような?1人でトイレやお風呂に行けなくなったり(最近は行ける事もありますが)玄関や窓の鍵を確認してから寝たり、出かけて帰ってくると自分が鍵を閉めると言ってしっかり鍵を閉めてくれたり…
このことから一日の心のエネルギー、心のエネルギー傾向は、未だマイナス、心が辛い子どもに属します。登校刺激か自己否定の要素を考えてあげる必要があります。

>そんな場合でもプラスの方向に向いていると考えてもよろしいのでしょうか?
プラスの要素が出てきたことは、それを利用して不登校問題を解決できる見通しが立ったと考えられます。
未だマイナスの要素がある事は、家の中に登校刺激か、お子さんのありのままを否定する要素がある可能性を考えて、それを取り除くことをお母様として考える必要があるという意味です。

但し解決を急がないなら、このマイナスの心のエネルギーを生じる物のことを今は忘れて、プラスの心のエネルギーを大きくすることで、このマイナスの心のエネルギーを無くすることも出来ます。