スキンシップとは

スキンシップって何ですか?という質問を受けました。

多分全てのほ乳類が持って居る感覚です。
ほ乳類の子どもはお互いにふれあって、特に母親とふれあって成長をしていきます。特に危険を感じるときには、母親のお腹の下に隠れて危険が去るのを待ちます。それは隠れるという意味の他に、母親のお腹の下で安心感を感じることもあると推測しています。

類人猿の子どもの実験では暖かくて柔らかくて少し動く物に、安心感や愛着を感じるようです。
動く見知らぬ物に対して、ほ乳類の子供は恐怖を感じます。そのものから逃げようとしますし、逃げられないときには暴れたり、不自然な行動をしたり、それが続くとすくみと言って全く動けなくなってしまいます。
その様な状態の小猿に暖かくて柔らかい布を与えると、小猿はそれにくるまれて、その見知らぬ物が無くなるのを待つことが出来ます。その見知らぬ物が無くなると、小猿はそれまでと同じように、行動をする事が出来ます。

母親のハグが一番これに適していますし、現実に子どもはこれで安心感を感じます。こどもにとって辛い事があっても、その辛さを母親に触れ続けることで解消することが出来ます。人間に関しては経験的な物ですが、類人猿の小猿で成立するスキンシップは、人間にも成立するはずですし、心が辛い子どもをその辛さから守るのに、とても効果的な方法です。
上記の様な肌の触れあいでないと意味がありません。子どもが抱きつくようなスキンシップが一番効果的ではないかと小猿の実験から推測しています