不登校分類1

不登校分類1の子供は基本的に学校に適応が出来ません。についての質問を受けました。

>大体でいいので、その反応をしなくなる年齢はどれくらいですか?子供の脳から大人の脳に変わる10代後半でしょうか?

学校に適応できる心になるのに年齢で判断出来ません。

例えば不登校分類1は学校に適応できない原因が学校内にその子供にとって辛いものがあるからです。不登校分類2は学校に適応できない原因が学校生活をしている内に出来た場合です。ただ、不登校分類2は具体的な辛いものを見いだせる場合がありますが、不登校分類1は最初から学校を拒否するのでしょうから、それを見つけることが難しいです。それ故に不登校分類1が学校に行かれるようになる年齢を推測するとは不登校分類2が学校に行かれるようになる年齢を推測するのと同じに簡単ではありません。ある意味でそれよりも難しいかも知れません。

不登校分類1の子供でも、新しいことを知りたがる、同年代の子供の集団を求める、与えられた環境に順応しようとする、本能はほかの子どもと同じですが、その子どもなりの性格から、学校に入学する時点で学校に辛いものが有り、その辛さがその子どもの本能以上に強いという意味のはずです。

経験的にですが、不登校を続けていると、同年代の子供の集団を求め様とする傾向が強くなってきます。その理由は分かりません。その傾向が強くなってくると、学校を求め始めます。その傾向を強めようと親が関わるとかえって遅くなるように感じて居ます。自然にこの傾向が強くなるのを待った方が良いですが、親の方も待ちきれなくて、ついつい登校を促すと、子供は学校を求めなくなる傾向があります。その意味で登校刺激(この場合は登校を促す)を避けた方が良いでしょう。登校刺激を与えなくても、子供はこの傾向から学校を求める様になります。

上記の様に、子供が子供の持つ本能からの、学校に向かう心のエネルギーを高められる(これを心の成長と表現しました)かどうかがポイントで有り、子供の心、大人の心という問題ではありません。その心のエネルギーを高められる家庭環境に子供がいることが解決のポイントです。この子供の学校に向かう心のエネルギーを高められるかどうかが重要(心のエネルギーが高まると、子供はその子供なりに学校の問題点を自分で解決します)なことは、不登校分類1でも、不登校分類2でも、不登校分類3でも、共通して居ます。但しそのための対応法は異なりますが。