信頼関係の崩壊

>親子、母親とこどもの信頼関係は、どのようにして、崩れていくのでしょうかね。
一つは母親からの子供への虐待です。子供への身体的な暴力、言葉による暴力で、子供は母親を信頼しなくなりそうですが、それでも子供は母親に自分の生命の保護を求めます。母親の母性を呼び起こそうとします。可能な限りのよい子を演じます。その様な目で親の虐待で命を落とした幼い子供の事件記事を読んでみてください。

もう一つは、子供が辛くなってしまった場所(主として学校)に母親が強制的に行かせる場合です。子供が辛いよと訴えても母親は子供に問題があるとして、母親が子供に気づく問題点(母親には問題点ですが、子供は自分を守るための自然態)を解決して子供を学校に行かせようとします。その時、子供は可能な限りよい子を演じますが、よい子を演じきれなくなると、子供は荒れたり、問題行動をしたり、心の病の症状を出します。場合によっては命を絶つ場合もあります。

それでも子供は信頼できない母親を信頼しようと試み続けているようです。母親は母親が描く子供の姿を求めて、子供からの訴えを母親の都合の良いように理解します。子供を信頼するより、母親の持っている知識を優先する場合です。つまり子供は母親を信頼して、母親との信頼関係を求めて居るのに、母親が子供との信頼関係を壊しているのです。そのことに母親が気づかない=母性が機能をしていないのです。

子供からの訴えを訴えだと感じられた母親(母性が機能をした)は子供を自分の側に守ろうとします。母性から子どもの成長を信頼しようとする母親です。子供の存在を、能力を、を母親が信頼するという意味です。子供はいつでも母親が信頼してくれるのを待っていますから、母親が子供を受け入れる=信頼するなら、直ぐに母とこの間の信頼関係が再構築されます。ですから、母親は過去に子供を苦しめたという事実、子供を信頼しなかった事実を忘れても大丈夫です。