ある母親から頂いたメールです。

私の子供は徹底してテストしてきました。毎日毎日テストが続きました。その経験から言うなら、子供のテストの期間はわりと長引きますね。私も何度も折れそうになりました。そうしている内に信頼関係ができてくると子供のテストは減ってきて、最終的に終わりました。子供は母親を辛くするようなことを言わなくなるのですね。表情も言葉も行動も生き生きとしてきています。

おっしゃるとおりです。
子供は自分なりの成長をするために、その際の辛さを母親にぶつけて、その辛さの原因を母親に取り除いて貰おうとします。それを母親が子供の問題行動だから止めさせようとすると、問題行動が続きますし、悪化する場合もあります。

それを子供からのテストだと理解して、そのテストが終了するような対応をすると、つまり問題行動を子供から止めるような対応をすると、子供の心が元気になり、見た目にも生き生きとした成長をするようになります。

子どもの不登校問題の解決は、この子どもの生き生きとした成長の過程でなされます。それは母親の希望する姿と異なる場合もありますが、最終的に母親の思いを叶えてくれるように解決してくれますから、そこが本当に不思議です。

母親の思いを叶えてくれると書きましたが、子供からのテストで変わった母親の思いを叶えてくれるといった方がより正しいかも知れません。けれど時には、子供に登校刺激を与える原因になった母親の思いを叶えてくれることもあります。これも不思議です。