不登校引きこもりの子どもへの対応法

>私が何か言うと、、全て先回りの気がしました。
>娘にご飯食べる?ときくのも、何か手伝うことある?ときくのも。
これはお子さんをもう優しい御母様の言葉です。心が元気な子どもにはとても良い対応なのですが、そして多くの母親が知っている対応法で、ほとんどの大人が理解できます。ところが不登校などの心が辛い子どもにとって、これは子どもを責めている言葉になることに気づく母親や大人はほとんど居ません。

不登校引きこもりの心が辛い子どもでは、その辛さから、自分から積極的な動きができません。日々の決まった生活ができません。その子どもとしてできることしかできないのです。その子どもとして何ができるか、それはその子どもにしかわかりません。その子どもが必要に従って、やむを得ず動くのであり、それ以外は辛さから動きたくない、何か辛さを忘れる物に没頭したいのです。

母親が先周りをしてご飯を食べる、とか手伝うことがある、と言うことは、今何も動けない子どもにとって親の希望の通りに動きなさいと言うMSGになります。それは子どもの心に沿っていなくて、親の思いの押しつけになり、親の思い通りに動けない子どもは自己否定を起こして、より辛くなります。

不登校のお子さんへの対応の基本は信じて待つです。具体的にはお子さん達を見ない、お子さん達に言わない、お母様の「笑顔」です。これは常識的な大人から見たら、子どもを放棄したように感じるようですが、心が辛い子どもから言うなら、これは御母様がお子さんを信頼して待っていると言うMSGになります。お子さんが好きなように動いて良いという意味になりますし、それを御母様が喜んでいるという意味になりますから、お子さんが安心して動けるようになれます。
それに加えて、お子さんを大好きだよという言葉とスキンシップを加えられると良いですね。
別の言葉を使って表現するなら、「お子さん達発の意思を出させる」御母様の対応がお子さんを元気にしていきます。