見方を変えた3 3人の子供の不登校

前回、今の学校に合わない子供達が出てきています、と書きました。ホームページ小児脳科学心理学のC12にあるように、多様性がある子供達が増えてきていますが、学校運営上学校はそれでは困るのです。学校のあり方が100年前と同じで、学校運営が優先されています。子供の中には今の学校のあり方で辛くなる子供の数が増えて来ています。そして体だけ学校に運ぶ子供、学校で問題行動をすることも、学校に行こうとしなくなる子供の数が増えて来ています。

家庭では夫婦共稼ぎ、母親は子供の心が学校で辛くなっていることに気づかないで、学校からの評価ばかりを気にしています。子供を塾通い、習い事通いをさせて、子供の辛い心を癒やそうとしていません。勿論子供が求めて塾通い、習い事通いを求めて、それで学校での辛い心が癒やせるなら、それは良い方法ですが、かなりの数の子供ではよい子を演じてこれらをしているようです。

今の学校のあり方が子供にとって辛いかどうかは、そのときの子供の性格に関係します。兄弟姉妹が皆不登校になるという場合、子供達の性格が同じ環境で育ってきているので、同じような性格を持って学校に通い始めているはずです。それでも子供一人一人で担任も違うし、クラスも違うので、不登校になる子供も出れば、不登校にならない子供も出ます。けれど概して持っている性格が兄弟姉妹で似通っていることが多いので、同じ学校に通う場合に兄弟皆不登校になってしまうことはあっても不思議ではありません。それは子育てが悪かったという意味ではなくて、学校が子供の持つ性格を無視した学級運営をする学校であったと言う意味に理解できます。