高校に行きたい

<質問>

中学3年生の新学期より不登校の息子です。一学期の息子は色々と荒れしたが、学校に行かさない対応をしたことと、夏休みは少し落ち着いて、夏休みが開けても依然として落ち着いたように見えます。それでも時には、母親を突然蹴飛ばしてみたり、少し強めにたたいたりしてきます。そのとき「いたい!止めて!」と、「そんな母ちゃんが嫌だ。」と言います。
今の息子にとって気になっているのは、不安にしているのは、高校受験です。息子は有名校に生きたと言っています。いけるはずがないのに言うのです。
また、家でいるのが辛い、学校に行きたい、と言いますが昼夜逆転、ゲーム漬けです。母親としてどう対応をしたら良いのか悩んでいます。

<回答>

>中学3年生の新学期より不登校の息子です。一学期の息子は色々と荒れしたが、学校に行かさない対応をしたことと、夏休みは少し落ち着いて、夏休みが開けても依然として落ち着いたように見えます。
以下のMSGから言うなら、登校刺激が減ってきているけれど、なくなっていないという意味のようです。

>それでも時には、母親を突然蹴飛ばしてみたり、少し強めにたたいたりしてきます。
そのとき息子さんに登校刺激が加わっています。このように母親に攻撃する場合には
1)母親から登校刺激を受けている
2)家の中に登校刺激があり、それをこの暴力という形で母親に訴えている
3)子供自身の知識の中に登校刺激がある
の三つが考えられます。
1)の母親からの登校刺激は耐えずあるのではありません。何かの折に母親から登校刺激を受けた時、子供が母親に向かって荒れます。この可能性が一番高いです。
2)家の中に登校刺激がある場合とは、その荒れた時たまたま何か息子さんに登校刺激になる物が偶然にあって、その結果息子さんがその時間帯だけ荒れたという意味でしょう。その意味では可能性はないわけではないですが、最初に考える条件ではなさそうです。普段の息子さんが荒れないなら、耐えず家の中に登校刺激があるのではなさそうです。
3)の息子さん自身の知識の中に登校刺激があっても、その知識が思い出されなければ、それは登校刺激になりません。登校刺激ではなくて、息子さんの登校刺激になる知識を思い出させる何かが息子さんの周囲にたまたま出現したという意味だと思います。

この三つの場合、どれも可能性がありそうですから、御母様がそのつもりで登校刺激そのものを、登校刺激を思い出させる何かを見つけて、それを取り除く必要があります。

>そのとき「いたい!止めて!」と、「そんな母ちゃんが嫌だ。」と言います。
息子さんがとても辛くなって、御母様に暴力、問題行動をしています。
息子さんのその辛い思いを受け入れるには、いたい!と言うのは構いません。ただしやめて!と言うのは、息子さんの心が辛いと言うことを否定することになります。
御母様だけは常識に反していますが、御母様を痛くして良いよと、言ってあげて下さい。そういうと、お子さんは御母様に痛い思いをさせるのを止めるか、その程度が弱くなります。息子さんの心が辛いことを御母様が気がついたと、息子さんが反応をするからです。ただしこれも無意識ですから、御母様は息子さんにそのことを聞いてはいけません。

>今の息子にとって気になっているのは、不安にしているのは、高校受験です。息子は有名校に行きたと言っています。いけるはずがないのに言うのです。
息子さんが強く登校刺激を受けているという意味です。
上記の2)の時節が登校刺激になっています。
また2)の時節を考えた時高校受験を思い出して、とても強い登校刺激になっています。

>家でいるのが辛い
これは家の中が楽しくないという意味です。お子さんがゲームなどの楽しいことをしていない、家の中の雰囲気として2)の時期的な物があるのかも知れません。
当然時期的な物が高校受験という知識を思い出させて、息子さんが辛くなっている可能性も考えておく必要があります。

>学校に行きたい、と言いますが
これは御母様へのテストです。本心ではありません。

昼夜逆転、ゲーム漬けです。
この二点に関して、お子さんにとって好ましい姿だと思います。

>母親としてどう対応をしたら良いのか悩んでいます。
1)を今後もなくすること
2)の時節的な影響はどうにも出来ません。御母様が普段から高校に行かなくて良い、家で楽しいことだけをしていなさいと、何度も何度も言い続けることでしょう。また、そのための環境作りをする必要が亜あります。