学校に行くなと言わないでへのRESと回答

>以前の先生のブログに、「高校生での不登校は、ほぼ間違いなく不登校分類3です。」と書かれていましたがこの方は、分類2なのですか?
不登校分類2の子供は非常に少ないです。高校生ぐらいだと皆無だと考えて良いぐらいです。不登校の子どもを見たら、まず不登校分類3(例え不登校分類2出あっても)だと考えて対応を間違えません。不登校の相談は母親の言葉を通して理解するので、母親の言葉が不登校の子供の心をどれだけ子供の心に沿って表現しているのか、その判断が難しいです。メールではなかなか会話が、私からの疑問が母親に通じないので、どうしても過去の経験例から推測していくことになります。この症例も不登校分類3の対応をした方が間違えないと思うのですが、母親が説明してくれる子供の姿から、学校そのものに反応していない、学校内の何かに反応して、辛くなっていると推測して良さそうだったので、不登校分類2の対応を説明しました。ただ、相談の経過の中で、不登校分類3に、判断が変わるかも知れません。

>私の子供も、高校で不登校になりました。通信制高校へ転籍しても学校が辛かったので、うちは間違いなく分類3ですが。
そうですね。学校自体に反応をしていますから、不登校分類3ですね。

>よい子を演じていると言われ
よい子を演じている子供の姿を見抜くのは大変に難しいです。あくまでも短絡的な考え方ですが、不登校分類3で子供が学校や勉強と関わっているなら、子供はよい子を演じていると考えた方が良いです。でも子供がよい子を演じるのを止めてくれないなら、母親としてその対応は大変に難しいですね。母親として試行錯誤をした結果がでるのは、ずっと後からですから。子供がよい子を演じている間、母親は自分の対応が間違っていないと理解してしまうのは仕方がないです。

>子供はなんとしても卒業したいと思っていたようで、必要な時は学校に行き単位試験のための勉強もしていました。自分の意思で。
この子供の姿は母親として間違った対応をして居ないと考えられますね。でも不登校分類3なら、よい子を演じていたことになります。

>「お母さんはやめてほしいと思っている」と言うと、「なぜお母さんのために辞めないといけないの」と言われました。
結果的にこの言葉は御母様へのテストだったと推測されます。私が記載しました症例もテストだったのですが、そのテストの内容が、子供がそのとき通っていた高校への母親の対応についてのテストだったのだと、私は理解したのです。この時点では、学校全般ではなかった(不登校分類2と考えられたので)と理解したのです。

>結果卒業しました。
この結果をお子さんは意識、知識から、納得しているはずですが、ここからはまやかしと思われるかも知れませんが、お子さんの本心、潜在意識では納得していらっしゃらなかったと言うことではないかと推測します。

>他の方の本に、理想の自分と現実の自分の折り合いがつかずに強迫性障害が出ると言うようなことが書かれているのを見ました。
脳科学的に言うなら、回避できない嫌悪刺激が加わっているという意味です。大人年齢なら、自己否定と考えて間違いない場合が多いです。子供でも高校生ぐらいになるとその傾向が見え始めます。

>子供も、今の自分は理想の自分ではないと言っていたことがあります。
きっとそのとき、お子さんとして理解できない情動=感情(今の自分がこれで良いのかどうかを迷っていた)を感じていたのだと推測します。あくまでも推測です。

>今、卒業して家にいます。神経症の症状は相変わらずあります。
まず、自己肯定感を高めてあげることを考えてあげてみて下さい。

>ただあの時に辞めていても、同じだったと思います。学校を辞めれば解決するというような簡単な問題ではないからです。神経症の症状まで出てきて、アドバイスが退学だと言われると、退学させなければと必死になってしまい、子供の心に寄り添えなかったと思いました。
御母様の判断を尊重します。

>子供は、神経症の症状は出ていましたが、この息子さんと同じように、通信制なら今の自分でもなんとか卒業できるとチャレンジしていたんだと思います。
よい子を演じている子供の姿と、チャレンジをしている子供の姿と、見分けることは至難の業です。脳科学的な心の仕組みを知らないと、不可能だと言って良いと思います。もし心のエネルギーという概念をご理解いただけるなら、可能かも知れません。

>何が言いたいかわからなくなってきましたが、こちらの息子さんと家の子供が同じようなことを言っていたのに、「続けられるかどうかはわからないが、辛くても、今、行かなければ自分は後悔すると思う。だから、行くなと言わず学校に行くチャレンジする事を応援してほしい。」、家は神経症の症状が出て辞めることをすすめられ、辞めるように働きかけ、余計に子供の心を傷つけてしまったんじゃないかと後悔しています。
御母様の判断を尊重します。今のお子さんに神経症状がないなら、かなりの確率で自己否定を起こしていないと推測されます。ただ、自己肯定感が低い、心のエネルギーが低いという意味に理解して、心のエネルギーを高める、つまり何でも良いですから、お子さんが楽しく過ごしている姿になってもらうのが第一段階ではないかと思われます。第二段階以後は、心のエネルギーが大きくなった時に考えれば良いと思います。