大学入学共通試験

中学校から全く学校に行っていなかった子どもと、中学校の2年生から全く学校に行っていなかった子どもが、今回の大学入学共通テストを受験しました。一人は去年の夏に、もう一人はこの秋に、大検に合格してから、その後に受験のための勉強を始めました。毎日勉強道具を入れたバッグを背負って、塾や予備校に通いました。受験のための成績はどんどん伸びて、今回は試しに受験をすると言っています。二人ともある職業に就きたいと希望をしています。その職業に就くためにはその国家資格を取るための大学に入学する必要があります。

中学時代は荒れまくって、両親は大変に苦労をしました。地獄のような経験だったと言っています。不登校になって、ゲームやネットに没頭した二人の姿を見て、両親は荒れまくって死んでしまうより良いかと思って、昼夜逆転、食事などの日々の生活の乱れをそのままさせて、ゲームやネットに没頭させ続けました。

その内の一人は、義務教育年齢を終わった頃から表情や行動が生き生きしてきたと両親は言っています。それでも生活は同じように続いていたのですが、2年前ぐらいから、突然将来**になりたい、そのために大学に行くと言って、自分で塾を探して、大学受験のための勉強を始めました。初めのうちはなかなか成績が上がらなくて、焦っていたようです。母親は必死で勉強を止めさせようとしましたが、其れを押し切って塾に通い続けました。其れは短期間で終わって、子供は熱心に塾に通い続けました。そして今回の大学入学共通テストだったのです。母親はその結果に期待をしていませんが、子供の要求をそのまま認め続けたようです。

二人の結果がどう出るのか、分かりません。母親達も全て子供に任せています。今回の大学入学共通テストを受けるまで、どうやったら勉強を止めさせられるか母親達は相談のメールをくれました。二人の子供はそれぞれ母親達の勉強を止めさせる対応を無視して勉強を続けました。その結果母親達は子ども達の勉強を止めるのを諦めて、子ども達の要求だけを叶える対応を続けていました。