子供の問題行動

コメントのMSGにお答えします。

>又、時に息子が私に向かって「明日、死んでしまうんじゃないかと思う」と発言するときがあります。そのとき「大丈夫よ。お母さんがついているから」と言っていますが、其れで良いのでしょうか?
大丈夫でないから、御母様にこのような言葉を言っています。大丈夫でないと感じているお子さんの心を否定することになります。
心が元気な子供では、この言葉で元気づけれますが、と言うより、このようなことを言いません。心が辛い子供では、自分を否定する母親に不信感を感じます。それでも母親を一番好きですから、子供は耐えて母親のそばにいます。

つまり、その御母様の言葉は息子さんを否定することになります。御母様はお子さんからの言葉に応えないで、共感とスキンシップと大好きだよと言う言葉だけで良いです。大人では質問に答えるのが当たり前ですが、子供、特に心が辛い子供では必ずしも質問に答える必要がありません。心が辛い子供では、自分の辛い感覚を上手に表現する方法を知りませんから、このような場面で使ったことがある言葉を言っているだけです。子供は母親からの共感を求めたいだけです。

不登校の子供を大好きだと思えない場合でも大好きだよと言ってあげるのがいいんでしょうか?
言わないより言った方が良いと思いますが、子供の方では、この御母様の言葉から、大人の言葉で言う白々しいという感覚を受けるはずです。

>また、ハグをするとよく先生は仰いますが、不登校引きこもりで、風呂も入らない、歯も磨かない、そばに来ると悪臭でこちらが吐き気をもよおしてしまうような子供にも、ハグしてあげないといけませんか?
心が辛い子供は大人の都合、母親の都合を配慮しません。素直に自分の辛さを表現します。心が辛い子供は荒れたり問題行動をしたり、心の病の症状を出します。どの症状を出すのか子供次第です。子供の過去の経験の延長上に居ます。この言葉は辛いことが長く続いているという意味になります。その辛さから逃げられないで居るという意味になります。ですから、このような経験をさせ続けた御母様に原因の一部があるのに、その原因を転化してお子さんの問題行動に責任を求めるのは、お子さんには許せないことです。つまり御母様には、お子さんを大切に思うか、ご自分を大切にするのか、その御母様の選択の問題だと思います。お子さんはその選択を待っています。

御母様に辛いお子さんの姿を放置していること事態は、お子さんを責めることになりませんから、不登校問題の解決が近づかないだけで、悪化させる問題ではありません。逆行動の法則という物があります。心が辛い子供を責めると、ますます問題行動をします。そして現実のお子さんのように、問題行動が強まった場合には、御母様が気づかない何かでお子さんを責めています。そして現実のお子さんの姿は、今まで御母様がお子さんを苦しめる対応を続けていたと言う意味と理解して間違いはありません。

>正直、私はできません。うちにも不登校引きこもりで風呂も入らず歯も磨いてない息子がいますが、悪臭に私が耐えられず、同じ空間にいるのもキツいです。臭すぎてハグなんてとてもできません。息子には言えませんが。
その御母様の現実は良く伝わってきます。この現実を御母様がどうしたいのか、そこが重要なことです。他人ですと子供一人このような姿でも、我関せずで良いですが、御母様は息子さんの母親です。息子さんが助けてと言う色々なサインを出し続けています。そのサインが御母様に気にくわないなら、其れも仕方が無いです。御母様も人間として生きていかなければなりませんから。その御母様が生きていく過程で後悔がなければ、其れで仕方が無いと思います。