太っていても大丈夫

不登校、引きこもりの息子が「ダイエットで運動する」と言ってきました。母親は「ダイエットをしなくていい。太っていても大丈夫」と答えました。

この母親の言葉は、ありのままの息子の姿を認めようとする母親からの配慮です。それ故に必ずしも悪くない言葉なのですが、もうすこし深く息子の心を考える必要があります。以下のMSGは不登校などの心が辛い子供への話です。心が元気な子供には、その母親なりの言葉を返すので良いです。

もし、息子が太っていない場合、息子は太ってはいけないという常識にとらわれています。その場合にははっきりと「ダイエットはするな、運動はするな、息子として楽しいことをしなさい」と言うと良いです。

「太っていても大丈夫」の言葉には、今の息子が自分自身を太っていると理解をしているという意味の場合、この言葉で良いです。息子が今の自分ではだめだと感じて、ダイエットで運動をすると言っている場合には、今の息子を認める言葉、「お母さんは今の息子で良いと思っている。今のままで良いんじゃあない」と言うのが良いと思います。

この言葉は息子の言葉を否定しています。息子の本心を肯定していますから、息子の心はほっとしているはずです。でも言葉でも否定されると、それだけで荒れてしまう子供もいます。

もし、息子が太っている場合、息子の言葉は自分の今の姿を否定する言葉です。登校刺激が加わっていることを考える必要があります。今の息子を認める言葉、「お母さんは今の息子で良いと思っている。今のままで良いんじゃあない」と言うのが良いと思います。

登校刺激が加わっていないなら、これも息子の判断ですから、母親は共感だけして、聞き流すのが良いと思います。