中学校へ

12歳の女の子です。学校には五月雨登校をしています。学校に行ったときは特別教室で過ごしています。

女の子の家の近くに女の子の叔母が住んでいます。その叔母が女の子の話を良く聞いてくれているようです。その叔母の家で、女の子はお菓子食べながらずっと叔母に話しているようです。

その叔母が女の子の母親に「制服も作るの?中学校が新奇刺激になりいけないのではないかと思うよ」と伝えたそうです。母親はなんとしても女の子を中学校に行かせたいようでした。

<解説>

>学校には五月雨登校をしています。学校に行ったときは特別教室で過ごしています。
この女の子の場合、不登校分類2か不登校分類3か断定しにくいです。今までの経過から言って不登校分類3だと思われます。特別教室に行く場合には、不登校分類3の場合が多いです。その場合では、女の子は学校の辛さを耐えて、特別教室に行っているという意味です。本当は特別教室にすら行きたくないはずです。その学校での辛さを次の叔母の対応でかなりの部分解消出来ているようです。

>女の子の家の近くに女の子の叔母が住んでいます。その叔母が女の子の話を良く聞いてくれているようです。その叔母の家で、女の子はお菓子食べながらずっと叔母に話しているようです。
この叔母の対応が、女の子の心は不登校でも学校に行かれている理由だと思われます。女の子の訴えを、叔母が無条件で聞き続けて、女の子の心にほっとする時間、安心感を持たせてあげる叔母の対応が、不登校分類3でも女の子が学校に行かれる理由だと考えられます。現時点で女の子の心は不登校ですが、その程度が不登校の割には軽度に維持できている理由だと考えられます。

>その叔母が女の子の母親に「制服も作るの?中学校が新奇刺激になりいけないのではないかと思うよ」と伝えたそうです。母親はなんとしても女の子を中学校に行かせたいようでした。
中学校は、小学校以上に管理が厳しいです。授業も先生からの一方的になります。女の子が登校しても特別教室のような居場所は無いかも知れません。それに叔母が言っているように、女の子が慣れ親しんでいない場所は、女の子にとって恐怖と働きます。これらを総合すると、女の子は五月雨登校でも無理だと、叔母が判断したのでしょう。きっと母親はその意味も理解していないし、女の子を学校に行かせたいという一心なのでしょう。