発達障害と成人式

発達障害の一つの形は、子供が持っていた性格が、大人社会に適していなかったという場合です。

子供の場合性格は意識的に調節できません。又、日本文化では発達障害と判断されても、文化が異なる外国では発達障害だと診断されない可能性もあります。また、子供には子供がおかれている環境に順応しようとする本能があります。その子どもなりに、自分が属する社会に順応して、発達障害と判断されないような状態になれます。

子供の性格は千差万別です。色々な性格があって良いはずです。ただ、成長の過程で、子供が持つ本能から、子供が属する社会に順応して、学校に通うようになる年齢になる頃には、概ね日本文化の子供になっています。しかしそれからずれている子供がいることも仕方が無いことです。学校に通う年齢までに日本文化に順応できなかった、十分に順応できなかったという意味です。それでも順応できていない状態で成長しても、大人になった頃には日本文化に順応できるようになります。

その目安が成人式だと思います。ですから成人が18歳に引き下げられたのは、子供の心の立場から言うなら、大きな間違いです。但し、体格的に言うなら、必ずしも間違いでは無いです。しかし、大人というなら、体格で無くて、心が大人になるときでないと、法律を遵守させるという意味では、意味がありません。そうで無いと、体だけ大人に近づいた子供が17歳付近の子供が、色々な社会問題を生じることからもおわかりだと思います。