母親なりの家庭

長女は18歳、次女は11歳、二人とも小学校から不登校引きこもりです。最近の長女は買い物など一人で出かけるようになっています。次女はゲーム三昧です。母親の私はゲームをしても、下手なので、次女は父親を利用してゲーム三昧です。父親は其れを喜んで協力してくれています。

次女はゲームイベントのご褒美が明日までということで父親を頼っていました。先程まで二人仲良くゲーム三昧でした。二人でギャーギャー言いながら楽しんでいました。やっとご褒美をゲットすると二人で「やったー!!」と拍手して大喜び!!次女は「頑張ってやってよかったーよし!!」「頑張ったかいがあった!」と言って嬉しそうでした。ゲームでも達成感を高めているようです。其れは自己肯定感を高めているのでしょうか?

同じゲーム私もやってます。次女が「助けて!助けて」と言うので、「いいよー」と私が言うと「あー、ママはいいや!下手だから!パパに頼んでするわ」と冷たい一言。

長女は「ママ明日映画に行く?私ショッピングセンターで服欲しいから。夏服ないからヤバい!」と言ってきました。長女は夏服が一枚しか無く、それも同じ服をずっと着ていましたから、ぼろぼろです。私は何度も「夏服買いにいこう」と誘いたかったのですが、余計な先回り!と知らんぷりしていました。
長女は、「ママ映画みたいって言ってたよね?現地では別行動で、お金払う時だけママを呼ぶわ!」と、これまた冷たい一言。

<解説>

>次女は父親を利用してゲーム三昧です。父親は其れを喜んで協力してくれています。
父親から登校刺激を受けないで、上手に父親を利用している次女に、心のエネルギーを感じます。また、登校刺激を与えないで、娘に上手に利用されている父親に感謝です。このメールからは推測ですが、父親は家庭内では黒子に徹して、次女の方からの要求だけに応えて、家庭内を明るくしてくいれているようです。次女に関してはほんとうにすてきな父親です。

>ゲームでも達成感を高めているようです。其れは自己肯定感を高めているのでしょうか?
楽しければ、達成感は本物でしょう。これがより心のエネルギーを高めます。ゲームの効用です。不登校、引きこもりの子供にゲームやネットが必要な理由の一つです。

>同じゲーム私もやってます。次女が「助けて!助けて」と言うので、「いいよー」と私が言うと「あー、ママはいいや!下手だから!パパに頼んでするわ」と冷たい一言。
次女の方と父親と、とても良い関係です。母親は次女から断られているけれど、母親を信頼しているから、このような会話になっています。決して冷たくないです。次女が利用できる物を上手に利用して、生き生きと生活している姿です。未だ将来が見えてきていませんが、次女の方なりに次女の将来を切り開くでしょうから、其れをするだけの十分な心のエネルギーを持っているから、将来がとても楽しみな姿です。

>長女は「ママ明日映画に行く?私ショッピングセンターで服欲しいから。夏服ないからヤバい!」と言ってきました。長女は夏服が一枚しか無く、それも同じ服をずっと着ていましたから、ぼろぼろです。私は何度も「夏服買いにいこう」と誘いたかったのですが、余計な先回り!と知らんぷりしていました。
この長女に必ず当てはまるかどうか分かりませんが、文面から行って、不登校引きこもりなどの心の辛い子供は身の回りのことに現状維持を好みます。変化を好みません。きっとその結果、長女は同じ服だけを着続けていたのでしょう。母親もそのことを理解していたようで、新しい服を買いに行くことを提案すると不登校の長女のあり方を否定することになり、母と子との間の信頼関係を壊してしまうことを知っていたのでしょう。母親は先周りを控えて、同じ服を着続ける長女のあり方を認めていました。その事実は長女の心を楽にして心のエネルギーを高めるのに役立ったと推測されます。それでも長女は映画を見に行ったり、ショッピングセンターにも行かれていたのですから、心のエネルギーはかなり高くなっていたはずです。その心のエネルギーの高さから、長女は新しい衣服を求めたと考えられます。

>長女は、「ママ映画みたいって言ってたよね?現地では別行動で、お金払う時だけママを呼ぶわ!」と、これまた冷たい一言。
長女も上手に母親を利用していたのでしょうし、今回も利用しようとしています。長女なりの心のエネルギーのため刀のでしょう。母親は冷たい一言と書かれていますが、長女の言葉にも、それに応えた母親の言葉にも、長女と母親との間の信頼関係の強さが感じ取れます。