体が臭う

不登校引きこもりだった息子が活動的になり、自分でアルバイト先を見つけてきてアルバイトを始めました。毎日、時間になると元気よくアルバイトに出かけていきます。しかしまだ、入浴はしませんし、同じ下着を何日も着ています。
先日アルバイト先から、体が臭うから入浴するようにと言われたと、息子は言っていますが、それでも息子は入浴しようとしませんし、下着も着替えようとはしません。

不登校引きこもりだった息子が活動的になり、自分でアルバイト先を見つけてきてアルバイトを始めました。毎日、時間になると元気よくアルバイトに出かけていきます。
この姿は、心のエネルギーがある姿です。

>まだ、入浴はしませんし、同じ下着を何日も着ています。
可能性は二つあります。
一つは、心のエネルギーが大きくなったけれど、社会に妥協できるほど大きくない
二つは、これが息子さんなりの生活の仕方、自己主張の場合
私はきっと後者だと思います。心のエネルギーがあるので、色々と経験をする内に、常識的な生活になると思います。

>先日アルバイト先から、体が臭うから入浴するようにと言われたと、息子は言っていますが、それでも息子は入浴しようとしませんし、下着も着替えようとはしません。
心のエネルギーがなかったら、アルバイトを続けられなくなります。
今後息子はアルバイト先との兼ね合いで、又は何か息子なりに感じるようなことが起きたら、息子のこの問題は解決すると思います。
例えば、アルバイト先から、このままでは首にすると言われたとき、息子にとってアルバイト先の魅力からこのままアルバイトを続けたいのか、アルバイトのお金をもらうのがうれしいのかで、息子の姿が変わってくる場合と、息子の自己主張を通して、アルバイト先に反発して、何かの折にアルバイトを止めて、次のアルバイトを見つけるなどの可能性があります。

 

ある記事について2

>登校では複数の要因が複雑に絡み合っている
>学業不振:発達の遅れや偏りがあり、その子に合った教育環境が設定されていない。発達の評価と環境の再調整をする。
不登校になる子供では、学業成績が良かった子供が多い。クラス委員などクラスでも活動的な子供が、しばしば不登校になっている。その様な子供が不登校になる前に、学業不振になっていますから、学業不振は学校内で何か起こった結果の子供の姿です。つまりこの著者は不登校の原因と、不登校の結果から生じていることと、区別できていないようです。

発達の遅れという場合、身体的な発達、知的な発達の遅れが考えられます。可能性としてあると思いますが、現実の日本中の相談から、その様なことが原因として不登校になったという相談がないので、具体的に何を刺しているのか分かりません。ひょっとしたら著者の頭の体操なのかも知れません。

その子に合った教育環境が設定されていないと言うことは当たっていると思います。其れは子供に問題があるのではなくて、教育環境を作っている政府や学校に問題があるという意味でしょうが、これを言葉で言うのは優しいですが、政府や学校を動かすのは大変に難しいです。

発達の評価と環境の再調整をすると言う場合、不登校になる子供の多くは、不登校になる前は、生活についても、学業についても、見た目に普通に成長をしています。つまり大人の目から見たら、発達は不登校をしない子供と同じですから、それよりも不登校になる子供の心の立場から、問題点を考える必要があります。

環境の再調整の意味が曖昧です。確かに不登校になった子供を、現在の多くの学校で成されている、学校が変わらないまま子どもを学校に戻す対応は、子供の人格、意思を無視知った対応ですから、学校が子どもの人権を無視した対応です。そのことを学校が気づかないで、子供のために、学校は来る物だという発想から、不登校の子どもを学校に来させようとしています。その様な学校は子供の環境ですから、その意味での学校のあり方が変わる必要があります。但し、これも言うのは簡単ですが、文部行政を変える、学校を変えるのはそう簡単ではないでしょう。其れよりも、どのように具体的に再調整したら良いのかを、提言すべきではないかと思います。そのためには子供の心をもっと知る必要があります。

ある記事について

令和3年度について文科省の発表です。学校を30日以上欠席した不登校の小中学生の人数は、前の年度から4万9000人近く、率にして25%増え、24万4940人と過去最多となっています。このうち小学生が8万1498人、中学生が16万3442人でした。特に中学生は20人に1人が不登校となっています。

文部科学省は、コロナ禍での生活環境の変化や学校生活でのさまざまな制限が交友関係などに影響し、登校する意欲がわきにくくなったのではないかと分析しています。

文部科学省児童生徒課の清重隆信課長は「不登校の要因が複数の場合もあるので、一人ひとりにあった対応を進められる環境整備に取り組み、学びの保障に努めたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221027/k10013872111000.html


>令和3年度について文科省の発表です。学校を30日以上欠席した不登校の小中学生の人数は、前の年度から4万9000人近く、率にして25%増え、24万4940人と過去最多となっています。このうち小学生が8万1498人、中学生が16万3442人でした。特に中学生は20人に1人が不登校となっています。
ここで問題なのは、30日学校を休んでいない人が含まれていないことです。五月雨登校、特別教室に通う子供、フリースクールなどに通う子供、が入っていないことです。それらは子供の心からいうなら不登校なのですが、不登校として数えられていません。それらを含めると、実際に学校に行かれないことはどれぐらいいるのか推測すらできません。

不登校の子どもの数が多いこと以外に、急激に増えています。それに対して文科省や学校の対応が不登校の子供のかすを減らすのに役立っているのかどうかです。伸び率を見る限り、かえって文科省や学校の対応が不登校の子供を増やしている可能性すら考えてしまいます。

文部科学省は、コロナ禍での生活環境の変化や学校生活でのさまざまな制限が交友関係などに影響し、登校する意欲がわきにくくなったのではないかと分析しています。
それは学校運営側の理屈です。子どもの立場からいうなら、学校を安心して休めたほうが、その間につらい心を癒せた方が、学校に行きやすくなることを、いわゆる専門家たちは知らないのかもしれません。

文部科学省児童生徒課の清重隆信課長は「不登校の要因が複数の場合もあるので、一人ひとりにあった対応を進められる環境整備に取り組み、学びの保障に努めたい」と話しています。
言葉でこのように言っても、それはきれいごとで、責任逃れて、現実の不登校の子供の対応がなされているのか、疑問を持ってしまいます。

太っていても大丈夫

不登校、引きこもりの息子が「ダイエットで運動する」と言ってきました。母親は「ダイエットをしなくていい。太っていても大丈夫」と答えました。

この母親の言葉は、ありのままの息子の姿を認めようとする母親からの配慮です。それ故に必ずしも悪くない言葉なのですが、もうすこし深く息子の心を考える必要があります。以下のMSGは不登校などの心が辛い子供への話です。心が元気な子供には、その母親なりの言葉を返すので良いです。

もし、息子が太っていない場合、息子は太ってはいけないという常識にとらわれています。その場合にははっきりと「ダイエットはするな、運動はするな、息子として楽しいことをしなさい」と言うと良いです。

「太っていても大丈夫」の言葉には、今の息子が自分自身を太っていると理解をしているという意味の場合、この言葉で良いです。息子が今の自分ではだめだと感じて、ダイエットで運動をすると言っている場合には、今の息子を認める言葉、「お母さんは今の息子で良いと思っている。今のままで良いんじゃあない」と言うのが良いと思います。

この言葉は息子の言葉を否定しています。息子の本心を肯定していますから、息子の心はほっとしているはずです。でも言葉でも否定されると、それだけで荒れてしまう子供もいます。

もし、息子が太っている場合、息子の言葉は自分の今の姿を否定する言葉です。登校刺激が加わっていることを考える必要があります。今の息子を認める言葉、「お母さんは今の息子で良いと思っている。今のままで良いんじゃあない」と言うのが良いと思います。

登校刺激が加わっていないなら、これも息子の判断ですから、母親は共感だけして、聞き流すのが良いと思います。

学校内での事故

>その時点では、息子が上級生のお子さんから
大人と違って、子供は情動で反応をして行動をしますから、記憶に残らないことが多いです。記憶を言葉にした場合、其れは他の人から聞いた情報の記憶を言葉にしていると考えて良いです。ですから、子供に色々と問いただすと、子供自身は責められていると感じたように反応をします。その意味で子供の記憶は子供自身の経験でないと理解して下さい。他の人の観察からの言葉です。

>これを機にしばらく学校を休むと思っていたので驚きました。
心のエネルギーが貯まるまで学校を休ませた方が良いです。

もちろん息子から私へのテストの可能性がありますので、「学校には行かないで、病院の後はおうちに帰ってママと一緒においしいものを食べて楽しいことをして過ごそう」と答えました。息子は黙っていましたので、私をテストしただけだと思っていました。

ところが、診察待ちの間もまた同じように、この後学校に戻れる?と聞いてきました。私もまた同じように「学校に戻らずに、おいしいものを買って一緒に家に帰ろう」と答えました。すると、時計をにらみながら、12:20に給食が始まるから、、、とか12:50にお昼休みが終わるから、、、などと言いながら、学校に何時に戻れるかを頭の中で計算していました。私はまた「今日は学校に戻らずに一緒に帰ろうよ。戻らない方がいいよ」と答えました。

>10歳で体格の良い息子が、ただ転んだだけで骨折などする訳はない
きっと手首の骨折でしょう。これは簡単に起こしますし、子供なら治りも早いです。きっと相手の子供との間に何かあったのだと思います。

>私がその後、他の子と何かあったのか聞いたら、泣いて怒って「これ以上何もないのにしつこく聞かれるのが嫌」と答えました。
今後これを止めて下さいね。どのようにしても本当のことは分かりません。ただ、息子さんの心のエネルギーが足らないことと、何かに巻き込まれたこととで、このようなことが生じました。この程度の怪我で良かったと考えてあげてください。

>これは赤沼先生がおっしゃる、よい子(登校)を演じきれなくなって逃げる(一昨日の休み)、逃げられなくて問題行動を起こす(昨日の上級生へのちょっかい)、なのでしょうか。
可能性が高いですが、証拠はありません。悔しいでしょうが、辛いでしょうが、、そして常識に反しますが、もう忘れられることをお勧めします。

>自分が悪いこと(上級生にちょっかいを出して、逆にやられて骨折する羽目になった)をしたことを隠す(?)ために、いい子を演じたということでしょうか?
お子さんのような方は、性格がとてもよい子です。相手が怒るようなことをしません。しかし何かあったのだと思います。この上級生との事件はどうなっていたのか全く分かりません。ただ、その上級生にもなにかあって、息子さんに無意識に何かしたことが、普通の子供では逃げ出したりしてこと無くしませることに、息子さんが心のエネルギーが少ない故に反応をしたのだと思います。あくまでも推測です。

>息子は、自分で問題行動(上級生にちょっかい)をコントロールできないくらい、心が辛い状態ということでしょうか?
上記のように、私の推測ではその様なことはないと思います。

>その理由は、最近、おそらく一昨日休む前の数日の間に学校で何かありFCS(普通のお子さんには何でもないこと)を受け、FCRが再燃したということでしょうか?
ただ単に、心のエネルギーが少なくて、問題を回避しようとする能力が落ちているという意味です。

>私が塾を勧めたことは無関係でFCRの再燃の原因にはなっていないと考えてよいのでしょうか?(あくまでもFCSは学校そのもの?)
FCRの再燃はないと思います。心のエネルギーという観点で考えてみて下さい。

ちなみに、昨日結局息子は宿題には手を付けませんでした。
これはいつも通りではあります。

御母様の方で何かにつけて、学校を休みなさいと行って下さい。家ではゲームなどに没頭させて下さい。家では可能な限り学校を忘れるような対応を御願いします。可能な限りで良いです。後は後追いで御願いします。

 

学校内での事故

転校についての対応は其れで良かったと思います。

>親の一存ですぐに退学しました。
理由はどうであっても、対応は其れで良かったと思います。

>息子は、私立小退学後は、再登校したくなったらまたその私立小に通える(あるいはそこに通うしかない)と思っていたようです。
そう息子さんが思っていたのではなくて、タンポポさんが気づかれていないことで登校刺激を受けて、よい子を演じたのでしょう。

兄の方から登校刺激を受けるのは仕方が無いことです。その際に兄は兄、息子さんは息子さんというように、対応を分けて下さると良かったと思います。つまり
>上の子のランドセル購入に目を輝かせて歓声を上げたり
息子さんには学校に行かなくて良いとはっきりと言ってあげるべきだったと思われます。

>上の子に誘われて適応教室に喜んで行ってみたり(学校を予想していたのに、内容が遊びばかりでつまらないと1度だけしか行きませんでした)、上の子が週一で放課後にプリントを貰いに行く時に何度か続けて一緒に行くようになり(その時初めて転籍後に一度も通っていなかった公立小に行った)、初対面の担任の先生と2人で校内を案内してもらったり、その帰りに学校の校庭で遅くなるまで遊んだりするようになっていました。
これは兄弟間のことですから、仕方が無かったです。

>FCRがかなり弱まっているか機能しなくなっているのではないかと思えました
これはメールからFCRはあるけれど、かなり弱まっている、心のエネルギーもややマイナスかゼロだと思います。

>一緒に行ってみるか聞いてみた
これは提案ですね。どちらかというとなさらなかった方が良かったと思います。
かえって行くなと止めた結果が
>行く、といい、登校初日から登校渋りもなく登校していました。家ではユーチューブ・ゲーム三昧ですが、学校以外にも外出したり、休日にもでかけています。
この姿だと悪くはないのですが。結果的にFCRが弱いけれど少し残っていたようですね。その結果の姿だったと推測されます。

>ただ、勉強の方は、お伝えした通りの状況でした。
心のエネルギーが低かったという意味でしょうから、仕方なかったです。

>そのような状態で約1年経過した一昨日の朝、急に登校しませんでした。
お子さんにはっきりと学校に行くなと御母様が言われることで、心という意味で、心のエネルギーという意味で、もっと良い結果を得られたと思います。でも、今までの対応で悪いというわけではありません。

>一夜明け、昨日は朝、自分から早めに起きて早めに登校しました。
結果論ですが登校を止めて下さったらこのようなことはなかったと思います。確かに事故は生じましたが、これもお子さんの成長過程での、良い経験だと思われても良いかも知れません。

>休み時間に校庭で転んで
心のエネルギーが不足していたことで、お子さんとって不本意なことを生じました。私もこのような経験をしていますが、御母様が原因の追及を求めますと、かえってお子さんの心を辛くします。御母様として悔しいでしょうが、現実を容認して、御母様の共感とスキンシップがお子さん自身でこの問題を解決出来るようになるようです。

逆行動の法則の実験

ある不登校の子どもを持つ母親からです。子供は引きこもっても、家の中では意外と元気にしています。

心が辛い子供に逆行動の法則が成り立つと聞きました。そこで試しに、本当にそうなのか、普通に言うだろう、答えるだろうとは、真逆のことを、今不登校の私の子供に試してみました。

バーカとか、殺すよとか、そんな類いの悪い言葉を、子供が言ってきたとき、
嬉しそうに、もっと、もっと、言ってみて、と最大限可愛く返してみました。

例えば、勉強するわ、と言ってきたとき、へー、悪いことはいわないから、やめとけ、と返してみました。

例えば、ぜったいに親がこどもに見せたくないアニメを、子供が夜中見ようか、やめようか迷ってる、と聞いてきたとき、ぜったいに、見たほうが良いと、返してみました。

だいたい、こどもの反応は、普通か、常識的か、すこし非常識程度くらいで、
へーえ、と納得しました。

(その後どうなったのか報告はありませんが、報告がないと言うことは子供の姿が大きく変わったことがなかったという意味ではないかと思います。2,3ヶ月たった頃の子供の様子が楽しみです。)