2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ある男の子からの考え方 26

>華奢な体で無理をしたのが原因で、腰を痛めてしまいました。 この言葉は、常識的な大人なら理解可能だと思います。華奢な体、無理をした、腰を痛めた、にしっかりとした因果関係があり、納得できるという意味です。ほんとうに因果関係があるでしょうか?華…

ある男の子からの考え方 25

>小柄でやせている純一君ですが、雇ってくれるのは肉体労働の仕事など、あまり選択肢がありませんでした。確かに現在の日本で、基本技能が無くて就労できるところは人手不足の肉体労働の職場です。親が就労を急ぐから、それに答えるために純一君が就労を急…

ある男の子からの考え方 24

>父親も退学に賛成じゃないけれど、絶対反対ではありませんでした。家族の強い反対にあわずに、純一君は自主的に中退しました。C子さんいわく、「親子の苦労は純一君が高校をやめてから始まった。現実は甘くなかった」のです。 >父親も退学に賛成じゃない…

ある男の子からの考え方 23

>純一君は「それなら高校をやめて働く」と言いました。この時点で純一君は、辛い学校から逃げたいという感情=思いが湧いているけれど、具体的に学校を止めてどうなるかという自分の姿を描けていないはずです。純一君は学校から逃げたいけれど、親によって…

ある男の子からの考え方 22

>母親は、先生に申し訳なくて、「学校に迷惑をかけてはいけない」と純一君を叱ります。純一君は「それなら高校をやめて働く」と言いました。母親もこの高校では息子のいいところを伸ばしてくれない、かえってだめになる、と退学に強くは反対しませんでした。…

逃げ道についての追加

逃げ道を考えなくてはならない場合は、子どもについての話しです。大人に当てはめて良い場合と、当てはめなくて良い場合とが、あります。大人について、ここでは議論をしません。子どもについての逃げ道の話しです。 子どもがあることをするとき、子どもが自…

再度、逃げ道

逃げ道について最近気づいたことを申し上げます。 こころが辛い子どもが何かをしようとしているとき、それをすることで心が元気になるのなら、それで良いのですが、それでかえってこころが辛くなる場合が多々あります。子どもが何かをしようとしているとき、…

がんばって から あなたなりに

日本文化として、ある人が何かしようとするとき、ついつい「頑張って」という言葉を使います。その時、頑張ってねという人は、他に言う言葉が無いから、習慣として頑張ってねと言っている場合と、相手を励ますために、頑張ってねと言う言葉を使う場合があり…

家庭内に複数の不登校の子供

ある母親から次のような質問を受けました。 >あるカウンセラーが 「兄や姉がが不登校だと兄弟姉妹が不登校になる」と言いました。言われてい見るとそうかなと思いますが、そこに何か理由がありますか? 確かに複数の不登校の子供で悩む家庭があることは事実…

無理して

以前も述べた課らもしれませんが、この種の相談が多いので、 無理して学校に行かなくても良い・・・子どもは無理をして学校に行こうとする日本文化で育った子どもは、無理をするのが当たり前と理解して育って居ます。無理をしない選択枝を子どもは持っていま…

ある男の子からの考え方 21

>母親は純一君の将来、特に大学進学をとても心配していました。内申書のために母親は純一君が問題児として見られることをとても恐れていました。何とかして純一君を学校に行かせようとしましたが、純一君はますます学校に行くことを拒否をして、 母親は、学…

ある男の子からの考え方 20

>この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしてはいけない、純一君の学校内での評価と、大学進学に影響をするからと、純一君を説得しました。その結果純一君は荒れて自分の部屋に引きこもってしまいました。 担任の対応が純一君を2.…

ある男の子からの考え方 19

>この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしてはいけない、純一君の学校内での評価と、大学進学に影響をするからと、純一君を説得しました。その結果純一君は荒れて自分の部屋に引きこもってしまいました。 純一君が家の中で荒れたと…

ある男の子からの考え方 18

>この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしてはいけない、純一君の学校内での評価と、大学進学に影響をするからと、純一君を説得しました。その結果純一君は荒れて自分の部屋に引きこもってしまいました。 >純一君に学校とトラブル…

ある男の子からの考え方 17

>この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしてはいけない、純一君の学校内での評価と、大学進学に影響をするからと、純一君を説得しました。その結果純一君は荒れて自分の部屋に引きこもってしまいました。 純一君が担任の対応で、ク…

ある男の子からの考え方 16

>この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしてはいけない、純一君の学校内での評価と、大学進学に影響をするからと、純一君を説得しました。その結果純一君は荒れて自分の部屋に引きこもってしまいました。 純一君の母親は、純一君が…

ある男の子からの考え方 15

>担任は今年教師になったばかりでした。校長の指示に従うだけで、学生達の思いを代弁することが出来ませんでした。そのために担任と生徒達とがぶつかり教室内が荒れてしまったのです。この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしては…

ある男の子からの考え方 14

>担任は今年教師になったばかりでした。校長の指示に従うだけで、学生達の思いを代弁することが出来ませんでした。そのために担任と生徒達とがぶつかり教室内が荒れてしまったのです。この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしては…

ある男の子からの考え方 13

>担任は今年教師になったばかりでした。校長の指示に従うだけで、学生達の思いを代弁することが出来ませんでした。そのために担任と生徒達とがぶつかり教室内が荒れてしまったのです。この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしては…

ある男の子からの考え方 12

>担任は今年教師になったばかりでした。校長の指示に従うだけで、学生達の思いを代弁することが出来ませんでした。そのために担任と生徒達とがぶつかり教室内が荒れてしまったのです。この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしては…

ある男の子からの考え方 11

>担任は今年教師になったばかりでした。校長の指示に従うだけで、学生達の思いを代弁することが出来ませんでした。そのために担任と生徒達とがぶつかり教室内が荒れてしまったのです。この事実を知った純一君の母親は、純一君に学校とトラブルを起こしては…

ある男の子からの考え方 10

純一君の心のエネルギーがマイナスなら、純一君はこの文化祭の役員をしなかったでしょう。 純一君の心のエネルギーが十分にあれば、純一君は学校が拒否をするような文化祭のテーマを出さないか、出したとしても修正するなり、代案を出すことが出来ました。こ…

ある男の子からの考え方 9

>高校二年の純一君は少し線が細い青年ですが、とてもしっかりとしていて勉学に励んでいました。積極性も有り、クラス委員も進んでしていました。秋の文化祭では数名の仲間と役員になって、クラスをまとめて企画を作り、担任と話し合いました。然しその企画…

ある男の子からの考え方 8(7の続き)

純一君が文化祭のテーマを自分で選んで、進めていったとしたとします。大人なら自分の知識の中からテーマを見つけて、それを自分の持っている知識で選択、吟味して、テーマとして学校に提出しているはずです。 ここで未だ心理学として認められていないことで…