「引きこもり」支援者に根強い“引き出せばいい”という錯覚の罪 15

いろいろと質問を受けましたので、引きこもり、ニート、フリーターを今一度まとめてみます。不登校から親が希望をするような姿の社会生活をしないで、大人年齢になった場合です。親が生活を支えている場合です。心のエネルギーがプラスとは情動の接近系のことです。心のエネルギーがマイナスとは情動の回避系のことです。

引きこもり1a)、1b)荒れたり問題行動をしたり心の病の症状を出す。親も大変に辛くて、医療や社会から関わりを求めている場合です。
引きこもり2a)、2b)自己否定が弱くて、または無くて、その大人なりに生活している。親が解決に関わると、1a)、1b)に簡単に移行してしまうので、親も打つ手が無くて時間が経過していくばかりです。当人も自己否定から自分を守るために、ゲームなどの享楽的な遊びで時間を過ごしています。その大人は親から引きこもりが許されていないと感じています。自己否定を起こしています。

然し享楽的な遊びをすることで、荒れたり問題行動をしない、心の病の症状を出さない状態です。このような大人は私が知る範囲では、殆ど居ないのでは無いかと思います。この状態だとニート3)の姿になるようです。その理由として、少しでも自己否定が減って心が楽になると、無理をして外出する傾向が見られます。きっと引きこもっていてはいけないという思いから、その大人なりに理由をつけて、無理をして外出をして居るのでは無いかと推測されます。