我が家に春

ある母親からのメールです。メールをそのまま転載することができませんから、話の筋だけを用いて、内容を変えて紹介します。

息子が7年間の充電を経て、1月より高認試験受験のための塾に通い始めました。

一昨年から息子がいろいろと自分から動くようになり、買い物や旅行など、息子なりの動きをしていました。これらの動きは息子の楽しみのためのことが多かったのですが、息子なりに何かを調べていた様子もありました。

自分で塾を調べて、手続きをして、毎日元気に通い出しました。家に帰っても自分から机に向かって、何かを始めて居ましたが、親は関心を払わない姿勢を続けていました。今年大学受験の弟が「兄ちゃん、凄い勉強をしているよ」と教えてくれました。それでも親は息子に全く関わらない姿勢を続けました。塾の教師からも、とても意欲的で、遅れをどんどん取り戻している、大検も可能なレベルに近づいている、との話がありました。

今私たち夫婦は、諦めないで良かった、の心境です。黙って見守る、に限界を感じた事もありましたが、子どもを信頼し抜くことは間違ってなかったなと実感しています。本当に有難うございました。弟も大学入学が決まり、東京に行く準備も出来ましたが、まだ大学が始まっていないので、自宅待機です。それでも我が家に、いっぺんに春がきたようです。