子どもの心に沿った対応

何が辛いのかを、親は、探すのではなくて、理解するのではなくて、こどものこころが、脳の奥深くにあるとして、そこが、こどもにも分からないけれど、学校に反応して、こどもの命を守るために、反射的に反応をして、逃げるように、身体中になにかを感じさせているのですよね。
きっと、それは、本人にも分からないだろうし、なぜ胸の中が痛いのか、なぜ心臓が苦しいのか、なぜお腹が痛いのか。本当は、痛いのではないかもしれないし、もっと今までに感じたことのない感覚なのかもしれません。

>何が辛いのかを、親は、探すのではなくて
特別な知識を持っていないと探しても分からないのです。特別な知識とは情動という概念を持っていること、自律神経の反応症状という知識です。
ですから探すだけ親が混乱をしてしまいます。

>理解するのではなくて
理解しようとしても、当人も分からない、大人も分からない心の現象なのです。
理解できないことを理解できるはずが無いですから、理解しようとしない方が良いです

>こどものこころが、脳の奥深くにあるとして、そこが、こどもにも分からないけれど、学校に反応して、こどもの命を守るために、反射的に反応をして、逃げるように、身体中になにかを感じさせているのですよね。
其れが情動と言葉で表現できる物ですが、情動自体を今の大人は知りません。専門家も知りません。その方面を研究している者は情動を知っていますが、其れを人に応用する方法を知りません。

親はこのMSGに書かれている事実だけを理解して、親として解決しようとして動き出すのでは無く、子どもの心の動き、要求の動きに、其れを満たす対応、つまり子どもの心に沿った対応をするのが一番良いです。其れ以外の対応はかえって子どもの症状を強める場合が多いです。

>きっと、それは、本人にも分からないだろうし、なぜ胸の中が痛いのか、なぜ心臓が苦しいのか、なぜお腹が痛いのか。
その症状は子どもによって異なります。其れは其れまでの子どもの経験から、これらの症状を出している可能性を私は推測しています。

>本当は、痛いのではないかもしれないし
本当におなかが痛いのです。ですから下痢をする子どもも居ます。気持ち悪くなって吐く子どもも多いです。本当に心臓と言うより胸が痛いのです。過呼吸になったり、深い息ができなくなったり、色々な肺の症状を出します。心拍も過剰に増えます。
これらの症状で医者も誤診をしてしまうほどです。

>もっと今までに感じたことのない感覚なのかもしれません。
本の学校に反応して辛くなるその辛さは今まで感じたことの無い感覚だと思います。しかし子どもによっては学校で受けたときの辛さを表現した結果のようです。その結果自律神経が強度に反応をして、上記の症状を出します。

医者の立場、医者の言葉で言うなら、強いストレス刺激に自律神経が強度に反応をした、自律神経症状です。でもその症状は他の病気の症状と区別がつかないことが多いです。検査をしてみると何も検査データに異常が出ないので、自立神経症だと分かります。