学校からの圧力 24

 

>一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること

不登校の子供について、限定しての話しです。不登校の子供の社会的自立と、不登校そのものとは全く関係ないのですが、日本の大人は不登校そのものが社会的自立を阻害していると、勝手に考えています。

不登校という大人が知らない子どもの姿に、子どもの将来を、社会的な自立を心配するのはわかるのですが、それは大人の勝手な心配なのです。子どもを信頼すればこのような心配は必要なくなります。

親が大人が、子どもの不登校を解決しようとして、子供の心を辛くする対応をすることで、子どもが自己否定を起こし、他の人では些細な辛いことでも、とても強く反応をして、動けなくなる結果、社会に出られなくなります。社会の中には学校以上に辛いことが沢山あります。それらに反応をして辛くなりますから、その辛いことを回避するために、社会に出ようとしなくなります。社会に出ても、辛くなるものが少ないところにしか出られません。

不登校の子どもの社会性が問題になるのは、不登校を止めさせようとする大人の対応、親の対応が、不登校の子供の自己否定感をを強めて、社会的な自立が出来なくなります。子どもが不登校の辛さを守るために、引きこもっているのを、引きこもりから引っ張り出そうとする対応が、子どもの自己否定を強めて、社会的な自立が出来なくなっています。