大人の引きこもり 4

子どもの引きこもりでも、大人の引きこもりでも、一般の人が持つ常識的な対応が、一般の人から見たら引きこもりの子どもや大人に好ましいと考えらる対応でも、多くの例で引きこもっていた子どもや大人を苦しめてしまい、引きこもりの問題解決を難しくしています。それが現在の日本の引きこもりの子どもや大人の問題を解決できない理由です。

引きこもりの子どもでも、引きこもりの大人でも、その 「引きこもりの問題解決はそれらの子どもや大人の心に沿って」 いなければなりません。そしてこの対応の仕方が今の大人の常識の中に無いという現実があります。

繰り返しますが、子どもの引きこもりの子供にも、大人の引きこもりも、どちらも引きこもりを止めさせようとする現在日本で行われている対応は、子どもの引きこもりでは登校刺激を、大人の引きこもりではその人への否定そして自己否定を誘発して、却って引きこもりを強めてしまいます。

引きこもりを止めさえて社会的に自立した大人にしてあげたいと思う親や人々の気持ちはよく分かるのですが、そこでなされる対応が引きこもりの子どもや大人の心に沿っていないだけでなく、見かけ上の解決だけを急いでいる現状があります。その結果引きこもりの子どもや大人の問題を解決できないで居ます。