専門家 結論

母親にとって不登校引きこもりの子どもを育てることは初めてです。その対応は補どんど全ての対応について、常識の外にある事を何度も申し上げてきています。常識的な子育てしか知らない母親が、不登校引きこもりの子どもの対応に悩むのは当然です。その母親の悩みから、母親が誰かに、その誰かが普通の人では役に立ちませんから、専門家と称する人を見つけて相談するのは自然の経過だと思います。

しかし不登校引きこもりの専門家と自称する人たちも、いまのとろ殆どの専門家がこの常識の外にある不登校引きこもりの子どもへの対応法を知りません。教えてくれるのは常識的な対応法です。それでも不登校引きこもりの子どもを育てた経験がある専門家は、常識の外にある対応法を部分的に知っています。相談する価値がある場合があります。

特別の場合を除いて、不登校引きこもりの子どもは直接専門家の指導を受けようとしません。母親からの対応を求めます。専門家の指導を受けた母親がその指導に基づいて子どもへの対応をするときの子どもの反応から、子どもに問題を探そうとする(多くの場合、母親は子どもの問題点を探していますし、専門家も子どもの問題点を常識的に指摘します)のでは無く、子どもの反応の仕方は母親の対応の善し悪しを答えていると考える必要があります。多くの場合、子どもの姿の変化は母親の対応の変化に対する答えになっているからです。

母親の対応、その変化から、子どもが荒れる場合
母親の対応が悪い場合と、それほど多くは無いですが、母親の対応の変化が母親の本心かどうかをテストして居る場合があります。この母親の本心をテストして居ることを見分けるのは、母親にとってとても難しいことです。

母親の対応、その変化から子どもが落ち着いてきた場合、
母親の対応が良い場合と、かなりの場合であり得るのですが、子どもがよい子を演じている場合があります。子どもがよい子を演じてしまうと母親は自分の対応が良いと考えてしまうのは仕方がないことです。子どもがよい子を演じてしまうと其れを見抜くのは大変に難しいからです。それ故に子どもが元気になってきたときには、子どもがよい子を演じているかどうかを念頭に置いて、対応を考える必要があります。此も母親にとても難しいことです。

不登校引きこもりの子どもの一番の専門家は、その子どもを育てている母親です。子どもはそれを求めて居ます。その母親が対応に困って、所謂専門化を求めるのも自然ですが、その専門家に盲従するのではなくて、対応を変えた結果の善し悪しは、子どもの姿の変化から考える必要があります。