知識からの登校刺激2

>そして、その子供が自分から作り出す登校刺激は、親は否定し続けても意味がないか、むしろ余計に子供が登校刺激を作り出すようになるだけだと私は思います。
そうですね。この際に三つの可能性があることも念頭に入れていただけたらと思います。
一つは自分から作り出す登校刺激が辛くて、その辛さの解消を母親を利用してしている場合です。子どもの心が大人の心と同じように機能をしている場合です。その場合に親が辛いことを否定すると、辛さで苦しんでいる子供を否定することでますます子供を苦しくしてしまいます。

ただ、親が子供の辛さを否定するとますます子供が辛くなるので、その場で、または時間をおいて子供は母親に問題行動をするはずです。その点がこの症例には書かれていませんね。なかったのか、あったのに書いてないのか、それはわかりません。それともう一点注意することがあります。それは子どもの心が大人の心と同じように機能をしている場合と条件設定したことです。

二つは自分から作り出す登校刺激が辛くて、その辛さの解消を母親を利用してしている場合です。ここで子どもの心は大人の心と違うと言うことを思いだしてください。その場合に親が子どもを辛くしている知識を否定する子とになります。辛さで苦しんでいる子供を否定することでますます子供を苦しくしてしまいます。

母親から子どもの持っている知識を否定されたので、子どもは荒れますが、時間をおくと子どもの本心を肯定された接近系が機能をし出して、子どもは荒れないばかりか、かえって親が希望をする行動をするようになります。

多くの人は、子どもが持つ知識を否定されたので、子どもが荒れてしまったことに耐えかねて、子どもの知識に沿った対応をしてしまう場合が多いです。その場での子どもの荒れはそれにより収まりますが、それ以後も自分で作る登校刺激で子どもは苦しみ続けて、母親に向かって荒れ続けることになります。このことを推測される子どもの姿がこのMSGに書かれていますね。断定はできませんが可能性は高いです。

三つ目は、子どもが母親を無意識にテストしている場合です。この場合は二つ目とほぼ同じですから、これ以上触れません。

次回にもう少し自分から作る登校刺激を書いてみます。本当は不登校の子どもをお持ちのお母様に話したくないことなので、大まかに各予定です。