夜間興奮する息子

<質問>

11歳の不登校の息子です。積極的に学校に行かさない対応をすると、息子は生き生きとした生活を続けていますが、其れと逆行して昼夜逆転の生活になっています。それでも母親は其れを正そうとしていません。最近気づいたことですが、息子は夜になると大声を上げてゲームをしたり、ネットの仲間との会話で興奮した会話を続けたり、大笑いをしたり、昼間起きているときとは全く異なります。このような息子にどのように対応をしていけば良いか悩んでいます。

<回答>

>積極的に学校に行かさない対応をすると、息子は生き生きとした生活を続けています
登校刺激が少なくなったか、なくなったのでしょうか、心のエネルギーがプラスになった様ですね。よい子を演じているのではないと思われます。

>其れと逆行して昼夜逆転の生活になっています。
これは御母様の判断です。一般に登校刺激で辛い生活をしていた子供は、登校刺激が無くなるだけで、昼夜逆転をします。直接心の元気さと結びつける必要は出来ないようです。しかし登校刺激が無くなって、心が元気になってきた子供でも、ほぼ必ず一時的に昼夜逆転の生活をします。その方がより心のエネルギーを高められるからかも知れません。経験的には、その昼夜逆転が身体の健康には全く影響がないようです。不登校などの心が辛い子供は必ず昼夜逆転の生活をして、それでいて大人社会へ、場合によっては子供社会へ出て行くようになると、考えた方が良さそうです。

>それでも母親は其れを正そうとしていません。
経験的に其れがお子さんを元気にする方法の一つのようです。

>最近気づいたことですが、息子は夜になると大声を上げてゲームをしたり、ネットの仲間との会話で興奮した会話を続けたり、大笑いをしたり、昼間起きているときとは全く異なります。このような息子にどのように対応をしていけば良いか悩んでいます。
御母様は昼間の息子さんの姿が好ましくて、夜の御母様の言葉で興奮した姿が問題だと考えていらっしゃると思います。
多くの不登校引きこもりの子供は、昼夜逆転の夜の時間帯に素直な自分を出しているようです。つまり、御母様は興奮していると表現していらっしゃる息子さんの姿が、息子さんの自然な姿と推測されます。昼間おとなしいのは、素直に自分を表現できない何かが家の中にあると推測されます。そのために息子さんは、昼間はよい子を演じているのでしょう。夜中に息子さんなりの自然態でおられるので、昼間によい子を演じることは問題にしなくて良いと思います。夜中に息子さんなりの自然態でいられないなら、息子さんはどこかの時点で問題行動をしますが、夜中に御母様から見て興奮した姿と見える姿が、息子さんの自然態で、その自然態でいられる時間が長いから、息子さんは昼間よい子を演じてもその後で問題行動をしないで済んでいます。