あまのじゃく2

<質問>

最近は、私と話したいのか寄ってきて話をします。内容は否定的で、私に問う内容の話が多いのですが、私が答えると必ず反対の意見をいいます。例えば、息子が、「最近西洋人の外人の旅行者が多いよね。何でと思う?」ときくので、「円安になったからね」と答えると、「円安は関係ないよ」と否定されるのです。
息子がどんなに間違っていようが、必ず否定をしてきます。私も始めは共感的態度で接していましたが、あまりに否定されるので、返答に困ってしまいます。返答しないと怒ります。どのようにしたらいいですか?一緒にいるのが苦痛です。
機嫌が良い時は私にくっついてきます。

<回答>

幼い子供が自我を主張しだした頃に見られると言われていますが、自我の主張としても、その主張をした自我を親が認めてくれるかどうかをテストしていると考えられます。親が自我の主張を認めて子供の言い分を認めると、子供は子供の自我が認められて、その子供の自我を主張し続けるのではなくて、親の要望を受け入れてくれます。親から認められたという大きな接近系から、親の要望を実行できるのです。決して子どもの意思ではありません。

しかしこの男の子は不登校、引き籠もりの際にかなり辛い経験をした子供だと考えられます。母親の対応の変化で子供の心が元気になってきたとしても、より子供の心を元気にするために、親をテストする必要があったのでしょう。勿論意識的にではなくて、その子供の情動からの無意識な行動です。

>私と話したいのか寄ってきて話をします。
御母様を大好きだから、後は男の子を信頼して欲しいと言う意味を無意識に伝えるために、御母様の本心を探りに来ています。その意味で未だ十分に信頼関係が出来ていません。男の子は母親を信頼していますが、母親が未だ男の子を十分に信頼していないと、男の子は反応をしています。男の子は母親が十分に男の子を信頼して欲しいのです。

>多いのですが、私が答えると必ず反対の意見をいいます。例えば、息子が、「最近西洋人の外人の旅行者が多いよね。何でと思う?」ときくので、「円安になったからね」と答えると、「円安は関係ないよ」と否定されるのです。
きっと息子さんは円安と関係があることを知っていると思います。しかし御母様の言葉が正しいと言うと、御母様をテストすることになりません。御母様を否定することで御母様がどのように反応をするのか、無意識にテストをしているのです。息子さんの円安に関係ないという言葉を認めると、具体的に色々な扁桃法があると思いますが、例えば、「ああ、そうなの、円安とは関係ないのね。御母様は知らなくてごめんね」と言うと、息子の方でそのままで終わりか、「やはり円役からかも知れない」と言う可能性もあります。「円安とは関係ないよ」という息子さんの言葉はそのままでも全く問題なく、息子さんと御母様との信頼関係が強まっていき、あまのじゃく的な発言はなくなります。御母様との愛他の楽しい会話が可能になります。