運動がてらに

不登校、引き籠もりだった息子です。最近の息子は毎日少しでも運動がてらにと外出しているようです。日曜日は私の実家であった兄の七回忌にも顔を出しました。家でまっててくれていいと伝えていたのですが後から主人と二人で電車と徒歩で行くと言って来ました。
実家は自然豊かなところで、昔よく行ったこいも見に行きたかったと言っていました。変わらない山と変わった新しい道、疲れたけど楽しかったと。
従兄弟たちに関しては息子は来ないだろうと伝えておいたあのと、従兄弟達も誰も中学校の話を一切しなかったのも良かったのかもと思います。ただただ顔をみれて嬉しいと皆喜んでました。
今日は息子が伏見稲荷の赤い鳥居を見てみたいと言うので二人で急遽行ってきました。頂上までは私の足がもたず息子も石段を息子もおりてくる選択をしたようです。
景色の写真を撮ったり新しくなった電車、駅の切符の券売機や入り方も変わったりしている今の世の中の様子や好きだった新幹線の旅など思い出してまた乗りたいとも言い出してました。まだ人の多いところに出かけるのは無理なようですし、一度に出かけられる時間は、息子の体力的には未知数です。

<解説>

息子さんの心のエネルギーが大きくなってきています。ただ、その内容が今ひとつ~すべきという知識からの行動のようで、息子さんの内発的な心のエネルギーと異なっているようですね。その点で未だ不登校解決段階4だと思われます。これが息子さんの知識でなく、お嬢さんの内発的な欲求からの行動でしたら、不登校解決段階5になります。

>運動がてらにと外出している
外出できると言うことは家の外の登校刺激が弱くなっているという意味で、不登校解決段階4になります。ただ、運動がてらという表現が、息子さん発の意思を母親に説明する言葉だったのか、それとも運動しなくてはならないという息子さんが持っている知識からの言葉なのか、分かりません。

>日曜日は私の実家であった兄の七回忌にも顔を出しました。
必ずというわけではないですが、不登校の子供は積極的にこのような会に出ません。心が元気になってきても、自分の楽しみを優先する傾向があります。その意味で、心が元気になってきている子供の傾向と異なっています。

>家でまっててくれていいと伝えていた
この母親の対応はとても良かったのですが、

>主人と二人で電車と徒歩で行くと言って来ました。
子供発の発の意思で来たとするなら、父親と出なく、母親と来たはずです。ですから、父親が誘った可能性が高いです。

>実家は自然豊かなところで、昔よく行ったこいも見に行きたかったと言っていました。変わらない山と変わった新しい道、疲れたけど楽しかったと。
心が元気になると、このように表現するでしょう。不登校問題の解決に近づいている息子さんと考えられます。

>従兄弟たちに関しては息子は来ないだろうと伝えておいたあのと、従兄弟達も誰も中学校の話を一切しなかったのも良かったのかもと思います。ただただ顔をみれて嬉しいと皆喜んでました。
そのような過ごし方はとても良かったです。

>今日は息子が伏見稲荷の赤い鳥居を見てみたいと言うので二人で急遽行ってきました。頂上までは私の足がもたず息子も石段を息子もおりてくる選択をしたようです。
このMSGからは、息子さん発の意思で赤い鳥居を見に行ったのではなくて、母親に誘われたから、母親が誘っていなくても、息子さんが誘われたと理解したから、息子さんは母親と赤い鳥居を見に行こうとしたのだと思います。

>景色の写真を撮ったり新しくなった電車、駅の切符の券売機や入り方も変わったりしている今の世の中の様子や好きだった新幹線の旅など思い出してまた乗りたいとも言い出してました。まだ人の多いところに出かけるのは無理なようですし、一度に出かけられる時間は、息子の体力的には未知数です。
これらの言葉に息子さんの行動が伴うなら、息子さんは不登校解決段階5ですが、言葉だけのようですから、不登校段階4だと思われます。つまり、心のエネルギーは大きくなってきていますが、大人社会に向かう心のエネルギーはまだおおきくない、まだまだ息子さんなりに楽しいことをしておく時間が長く必要だということを示唆していると思われます。